海外生活をしたいけど、不安で一歩踏み出せなくて悩む人
✅一度でいいから海外生活をしてみたいけど、治安や語学などが不安で、一歩踏み出せないよ
✅海外生活をしている人の苦労話はよく聞くけど、オススメする話はあまり聞かないよ
✅簡単に海外生活を始められる情報が見つからないよ
今日はこういった疑問に回答していくよ
✅本記事のテーマ
【海外滞在歴8年】海外生活をオススメする理由9選!海外生活は楽しい!
✅本記事の構成
海外生活をオススメする理由9つについてそれぞれ解説した後に、海外生活を簡単に始めるために具体的に何をすべきかについても解説しています。
✅読者の皆さんへの前置きメッセージ
本記事は、「海外生活をしてみたいけど、海外って治安や語学の面が不安で、海外生活に向けて一歩踏み出すことができなくて、困っている人」向けに記事を書いています。
実は、このブログでは海外生活の苦労話をいくつか書いてきました(詳しく知りたい方はこちらをどうぞ)。でも、海外生活ってとっても楽しくて、人間として成長することができるのに、それが皆さんにあまり伝わっていないことに気付き、今回、この記事を書くことにしました。
この記事を読めば、魅力たっぷりの海外生活について理解を深めることができて、海外生活に向けて一歩踏み出すことができると思います。
かつての私も「海外生活したい!」という願望がありましたが、なかなか一歩踏み出すことができませんでした。そんな過去の自分にオススメする気持ちで記事を書きましたので、最後まで読んで頂けると幸いです。
海外生活をオススメする理由①:異文化体験
海外生活をオススメする1つ目の理由は、異文化体験です。
海外で生活をすると、毎日が異文化体験になるね。
海外では日本と文化、習慣、言語が異なります。
日本と似ているもの(例えば、韓国や中国などでは食事のときにお箸を使う)や、日本と似ているけど少し異なるもの(例えば、韓国では基本的にお茶碗を持たないで食べる)や、日本と異なるもの(例えば、日本では5分前行動が良いとされるが、海外では必ずしもそうではない)など、異文化を体験することができます。
また、当然、日本以外では日本語がまず通用しません。そのため、海外で生活をすると、ほとんどの場面でその国の言葉を使わざるを得ません。言語もその国の文化の一部であるため、言語を通じて、その国の文化や習慣を体験することができます。
この異文化体験は、日本で経験することはなかなか難しいです。確かに日本でも外国のフェスティバルなどで、その国の伝統的な踊りや料理を楽しむことができますが、日本で体験するより、外国で日常的に感じる異文化体験の方が、新たな気付きがあったり、その国に対する理解も深まったりします。
実際、私はアフリカにいたからこそ、アフリカ人が牛肉より鶏肉を好むことを知りました(詳細は以下の記事をご覧ください)。
さらに、異文化体験をすることにより、日本の文化や習慣に対する理解も深まります。
異文化体験が海外生活の最大の特徴と言えますね。
異文化を経験すると、日本の文化に対する理解も深まるよ。
海外生活をオススメする理由②:食事・料理
海外生活をオススメする理由の2つ目が、食事・料理です。
やはりその国の食事や料理を毎日のように食べることができるのは、海外生活の大きな魅力の1つです。例えば、フランスのパン屋で朝、クロワッサンやパンオショコラを買って、通勤途中に食べたり、日本ではなかなか食べることができないフランス料理(鴨料理など)を食べたりすることができます。
また、アフリカ料理(例えば、ヤッサプレやファッコイ)などはまず日本で食べることができません(マリ料理に関心がある人は、こちらの記事も参照してください)。
このように各国の食事や料理を堪能することができる点は、海外生活者の特権であると言っていいでしょう。
でもさぁ、やっぱり日本食も恋しくなるんだよね。。。
僕もそうだよ。そんな人のために、海外に持参すべき日本食10選をまとめたよ。参考にしてみて。
海外生活をオススメする理由③:外国の友人・知人ができる
海外生活をオススメする3つ目の理由は、外国の友人・知人ができる点です。もちろん日本にいても、外国の方と知り合う機会はありますが、やはり海外の方が知り合いのは簡単ですよね。
私も海外滞在8年間の間に多くの国の友人・知人ができました。もちろん滞在していた国の友人・知人もいますが、結構多いのがその国に滞在していた外国人の友人・知人です。
例えば、フランス滞在中には、台湾、シンガポール、スペイン、ベルギー、トルコなど出身の友人・知人ができました。また、アフリカ滞在中にもアメリカ、エジプト、インドなど出身の友人・知人もいます。
彼らとは日本に帰国後も、様々な形で繋がっていて、中にはよく連絡を取る人もいます。外国の方との出会いはきっとあなたの人生を豊かなものにしてくれます。
彼らがいるからこそ、苦労した海外生活を乗り越えることができましたし、日本帰国後に日本や海外で再会したりして、旧交を温めました。
海外生活をオススメする理由④:語学力の向上
海外生活をオススメする4つ目の理由は、語学力の向上です。
これは、当然ですよね。パリやニューヨークなど日本人が多く住む都市でも、全く現地の言葉を使わずに生活をすることは不可能です。そのため、どんな人でも海外生活をしていれば、語学力が向上するのは間違いないです。
私の場合、フランスで毎日のようにフランス語のシャワーを聞いてきたお陰で、外国語を聞く体力がつきました。この外国語を聞く体力がついてお陰で、英語のリスニングも以前より比較的楽にできるようになりました(まだまだ不十分ですが)。
この語学力の向上は、海外生活をオススメできる最重要ポイントと言っても過言ではありません。
じゃあ、海外で生活したら、どれくらい語学力が伸びるのかな?
それは人によるかな。日本で基礎を学んで、現地でたくさん語学を使った人の方が伸びている印象だね。
でも、ここで注意しておきたいことがあります。それは、「日本人コミュニティだけで生活をしていたら、語学はあまり伸びない」という点です。
これはパリなど日本人駐在者が多い都市で顕著です。例えば、毎日、日本人学校に子供を通わせて、日本人の知り合いとだけでカフェや食事を楽しみつつ、情報交換していたら、語学が伸びる気がしませんよね?
せっかく海外で生活をしているので、現地の人と交流したり、語学学校に行ったりして、なるべく語学を使うことを意識することが大事です。
海外に行く前に語学の基礎を固めておくのをオススメします。以下のサイトを参考にして、語学力鍛えておきましょう。
お子さんの日本語能力の維持が心配な方は、「ドリームスイッチ」という読み聞かせと寝かしつけが可能なおもちゃをオススメします。以下の記事を参考にしてみてください。
海外生活をオススメする理由⑤:苦労の分、成長できる
海外生活をオススメする5つ目の理由は、苦労の分、成長することができる点です。
私も海外滞在8年間中に数々の苦労をしてきました。以下はその苦労の一例になります。
海外滞在8年間で苦労した点(一例)
【食事】
✅好きな日本食(つけ麺など)が好きな時に食べれなくなる点(対策はこちら)
✅日本より脂っこい食事が多いため、胃もたれしやすい(対策はこちら)
【手続き】
✅気軽にコールセンターに電話して問い合わせることができない。
✅税務署、運転免許書の書き換え、滞在資格の更新などの事務手続きに苦労する
【時間の感覚】
✅海外では5分前行動ではなく、ちょっと遅れた行動が良い場合もある点
✅日本人は、(日本よりかなりゆったりの)アフリカ時間に慣れにくい点
【基礎インフラ】
✅アフリカでは停電、断水、ネット不通などインフラ不調を数多く経験(関連記事)。
✅フランスの電気や水道などの基礎インフラ系修理屋さんのレベルが低い。
【気候】
✅冬のフランスでは朝8時でも真っ暗。真っ暗闇の中、出勤・通学するのは辛かった。
✅冬のフランスはとにかく晴れなくて、憂鬱な気分になる。
✅アフリカ諸国は基本毎日暑い。湿気もしくはハルマッタンの砂塵との闘い(関連記事)。
【治安】
✅治安の悪さ(例:公共交通機関では絶対に寝ることができない(関連記事、対策はこちら)
✅アフリカでの移動は治安が悪いため、基本車移動になり、体重維持が難しい
✅突然のクーデター未遂で外出禁止になった(関連記事)。
【ストレス】
✅特にアフリカ諸国で珍しい日本人は、現地の人にジロジロ見られる(関連記事)
✅アフリカで雇っていた運転手やお手伝いさんなどとの関係に疲れる。 etc
鈴木先生って、海外でこんなに苦労してきたんだね。。。
苦労したけど、その分、人間的に成長できたと思うよ。
これだけ色々苦労していると、ちょっとしたトラブルでは動じなくなります。もちろん海外生活ではトラブルとストレスを少なくしていくことが大事ですが、そのトラブルなども自分を成長させる糧になります。
なかなか日本では経験できない苦労やトラブルもありますが、それはそれで勉強だと思って、成長していきましょう!
海外生活をオススメする理由⑥:日本の良さを再認識することができるようになる
海外生活をオススメする6つ目の理由は、日本の良さを再認識することができるようになる点です。
確かに海外に住まないと、分からない日本の良さはあるよね。鈴木先生が気付いた日本の良さって何?
治安や食事の美味しさなど本当にたくさんあるけど、ここでは①空気がおいしい点と②水道水が飲める点を紹介するよ。
日本は、世界PM2.5ランキングで下位に位置する
海外に住んでみて、「日本って都市部でも空気が綺麗だよな」って感じることが多くなりました。
海外で生活する前は、「東京って人も車も多くて、空気も悪いよね」って思っていましたが、海外生活経験後は「あれだけ人も車も多い東京で、あのキレイな空気を維持しているのは、本当にすごい」と思うようになりました。
実際、日本は空気が綺麗だというデータを世界保健機構(WHO)が世界保健統計2022年度版(World Health Statisticis)で公表しています。それによると、日本の都市部のPM2.5の年間平均濃度は、13.7 (µg/m3)で、194ヶ国中144位でした。
え!?日本ってこんなにPM2.5が少なくて空気が綺麗なんだね。他の主要都市は何位なのかな?
アフリカ、中東、アジアは上位で、欧州が下位に位置しているね。
PM2.5年間平均濃度ランキング
✅1位:ニジェール(89.4μg/m3)
✅6位:エジプト(73.0μg/m3)
✅14位:マリ(63.1μg/m3)
✅28位:中国(48.8μg/m3)
✅40位:アラブ首長国連邦(42.2μg/m3)
✅81位:韓国(26.5μg/m3)
✅95位:フィリピン(23.7μg/m3)
✅138位:イタリア(15.3μg/m3)
✅144位:日本(13.7µg/m3)
✅150位:フランス(12.2μg/m3)
✅168位:スイス(10.3μg/m3)
✅189位:スウェーデン(6.0μg/m3)
世界保健統計2022年度版のデータを加工して作成
因みに空気の綺麗さは、PM2.5以外の要素も重要であると考えられるため、あくまで参考データの1つとして見ていただければと思います。
それでも、世界的に見て、日本のPM2.5の濃度が低くて、日本の空気が綺麗だということは、日本にいると中々気付かないんですよね。これは海外で生活しなかったら、もしかしたら一生気付かなかったかもしれません。
水道水をそのまま飲める国は、実は世界で9ヶ国しかない
次に、海外のほとんどの国では水道水をそのまま飲むことができません。海外では飲み水として、ボルビックなどのミネラルウォーターを購入して、それを飲むのが普通です。
日本でもミネラルウォーターが普及したことにより、水道水を飲む機会もかなり減りましたが、それでも公園で子供たちが水道水を飲んでいる光景を見たことがある方もいるでしょう。
実は、水道水をそのまま飲める国って世界で9か国しかないって知っていましたか?その中に日本が含まれているんです!
水道水をそのまま飲める国が少ないことに驚きますよね。そこに日本が含まれているのは、すごいことだと思います。
実際、国土交通省が発表したデータを見てみると、欧州各国と並んでアジアで唯一日本が入っているのが分かるかと思います。以下の表をご覧ください。
水道水が飲める国9か国
✅アイスランド
✅アイルランド
✅オーストリア
✅スロベニア
✅ドイツ
✅日本
✅ノルウェー
✅フィンランド
✅南アフリカ共和国
国土交通省 「令和元年版 日本の水資源の現況について」図7-1-5 世界の水道水の現状から抽出
日本すごいね!水道水が綺麗なのは、意外だったね。
日本の水道水の凄さも海外で生活したからこそ分かったことです。
今回は空気と水道水の綺麗さを例に挙げましたが、海外で生活していると、まだまだたくさん日本の良さに気付くことができますよ。
海外の水道水は汚いことが多いので、僕はトレビーノを使っていたよ。詳しいことは以下の記事を参考にしてください!
海外生活をオススメする理由⑦:花粉症から逃れられる
海外生活をオススメする7つ目の理由は、花粉症から逃れられる点です!
あなたは、毎年春になると花粉症に悩まされていませんか?私もその1人です。毎年春になると、花粉症のない海外に逃げたい!って思うのは、私だけではないはずです。
海外にも花粉症ってあるんじゃないの?
あるけど、日本とは種類が違うから、日本の花粉症の症状は出なくなるよ。
海外では花粉症はないか、あったとしても、花粉の種類が違うため、日本人が海外で生活しても、すぐに体内でアレルギー反応を起こすことはほとんどないです(世界花粉症については、こちらをご覧ください)。
現に私が花粉症シーズンの最中に一時帰国していた日本から海外に戻ったら、1日で目のかゆみなどの花粉症の症状が全く消えてなくなりました!!
花粉症は日本に暮らしていく限り、一生付きまとうものですね。だったら、海外に行って、花粉症フリーの生活をエンジョイするのも個人的にはありだと思います!
因みに私が日本で利用している「目のかゆみ」によく効く花粉症の目薬は以下の「アルガード」です。病院の処方箋なしで購入できるのは、とってもいいですね。一応リンクを貼っておきますね。
海外生活をオススメする理由⑧:日本発より安く旅行ができる
海外生活をオススメできる8つ目の理由は、日本発と比較して、割安で旅行ができる点です。
例えば、日本からポルトガルに行くケースを考えてみましょう。日本⇔ポルトガル間は現時点で直行便がないため、パリやアムステルダムなどの欧州の主要空港を経由しないと、ポルトガルに行くことができません。
これが、ドイツのフランクフルト空港や、パリの空港などから直行便でポルトガルのリスボンに行くことができます。日本からならトランジットを含めても少なくとも16時間くらいかかるところが、パリやフランクフルトなどからは数時間以内でリスボンに着くことができます。
パリやフランクフルトからなら、欧州のどこの国にも行きやすいね!
僕もフランス滞在中にクロアチアやスイスなどに行ったよ。本当に近かったね。
また、欧州にはライアンエアーやジャーマンウィングなどの格安航空会社がたくさんあります。空港自体はちょっと不便なところにあったりしますが、それでも格安で各国にたくさん旅行に行きたい人にはオススメの航空会社ですよ。
海外生活をオススメする理由⑨:自炊の能力が高まる
海外生活をオススメする理由の9つ目は、自炊の能力が高まる点です。
私が滞在していたフランスでパン屋以外のレストランでランチをすると、軽く10ユーロ(大体1400円)はかかります(インフレ下の今ならもっと高いでしょうね)。これが夕食なら、もっとかかります。
フランスみたいに治安がそこそこ安定していて、どこにでもパン屋がある国なら、そこまで食事に困りませんが、私が住んでいた治安の悪いアフリカ諸国では、気軽にパン屋やスーパーに買い物に行くことができません。
また、アフリカでそこそこ良いものを購入しようとすると、フランスなどの先進国からの輸入品に頼らざるを得ません。当然、輸入品は先進国で購入するより、高くなります。
物価高、治安のダブルパンチにより、自炊経験のほとんどなかった私も自炊をするようになりました。
フランスだと、Franprix,LIDL,CASINO,MONOPRIXなど多くのスーパーがあり、比較的何でも購入することができます。
また、アフリカだと、CASINOやCarrefourなどフランス系スーパーや地元のスーパー、そして比較的綺麗な野菜を扱う露店などで買い物ができます。
日本食の購入は限られてしまいますが、あるもので何とか料理するので、必然的に自炊の能力が高まります。この自炊の経験は、日本に帰国後も大いに生きます。
自炊の能力と習慣は一生、生かせるスキルなので、海外生活で身につけてしまいましょう。
海外生活をオススメする理由9選!海外生活は楽しい!~まとめ~
いかがでしたか?それでは最後に今日のまとめをしておきましょう。
海外生活をオススメする理由9選
①異文化体験
②食事・料理
③外国の友人・知人ができる
④語学力の向上
⑤苦労の分、成長できる
⑥日本の良さを再認識することができるようになる
⑦花粉症から逃れられる
⑧日本発より安く旅行ができる
⑨自炊の能力が高まる
それでも海外生活の不安は払拭されないよ。どうしたらいいのかな。。。
そんなケイタ君には、以下の記事をオススメするよ。この記事を読めば、海外生活の不安が少しは和らぐよ。
ありがとう、鈴木先生!海外生活できそうな気がしてきたよ。簡単に海外生活を始められる方法ってないの?
留学と海外勤務が比較的ハードルが低いよ。以下の記事やリンクを参考にしてみて。
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