東京の本省勤務の国家公務員で、海外勤務したいと考えている人
✅国家公務員なんだけど、いつか海外勤務してみたいよ!
✅どんな海外勤務の形態があるのか知りたいなぁ!
✅自分は外国語が得意ではないんだけど、海外勤務できないかな。
✅海外勤務すると、かなり給料もらえるって聞いたけど、どれくらいもらえるの?
今日はこういった疑問に答えていくよ
✅読者の皆さんへの前置きメッセージ
本記事は「国家公務員で海外勤務してみたいけど、どんな海外勤務の形態があるか分からない!語学もできないけど、何とか海外で勤務したいよ」と考えている国家公務員の方向けの内容です。
この記事では国家公務員の海外勤務に関する情報を1つの記事にしましたので、「海外勤務したい人」、「海外勤務に興味はあるけど、無理かな」って考えている国家公務員の方には大変参考になると思います。
多くの国家公務員の方(外務省を除く)が定年までに海外勤務をする機会は1回、多くて2回くらいでしょう。そのため、あまり情報がインターネット上でまとまっていないのですが、一生に一回の海外勤務だからこそ、しっかりとした情報を集めて、有意義な海外生活を過ごしたいですよね。
この記事が一人でも多くの国家公務員の方に届き、1人でも海外勤務を目指していただけると嬉しく思います!
国家公務員の海外勤務形態5つについて解説!
それでは、まず国家公務員が海外勤務する以下の5つの形態について説明していきます。
海外勤務形態①:各国大使館のアタッシェとして勤務
まず、最も可能性の高い勤務形態として、各国大使館のアタッシェとして勤務する方法があります。アタッシェというのは、簡単に言うと「大使館に勤務する人」という意味になります。各国のアタッシェとして、大体2年~3年の間、主に先進国の大使館に勤務をします。
外務省の人とは違って、どうして主に先進国に派遣されるの?
基本的に発展途上国の大使館には外務省の人が最低限いるだけなんだけど、先進国は大使館勤務の人の数も仕事も多いから、各省のアタッシェの人も多いんだ
各省庁の国家公務員は海外に勤務するときは、外務省としての事務官に任命され(つまり、外務省に出向に行くのと同じ意味)、外交官身分(つまり外交パスポートを持つ)を持ちます。そのため、各省庁のアタッシェも外交官を追放する「ペルソナ・ノン・グラータ」の対象にはなります。
各省庁から各国の大使館に派遣される人ってキャリア(総合職)の人が多いの?
ケイタ君、いい質問しますね(笑)。統計的なデータは見つかりませんでしたが、私が先進国などの日本大使館で勤務した経験などから申し上げると、やはり「キャリアの方々が多い」というのは事実だと思います。
ただ、私の知り合いの知り合いの文部科学省職員(ノンキャリア)が、アジアのとある国の大使館で数年間勤務したことができたことから、必ずしもキャリアだけの人が海外に行けるというわけではないようですね。
でもさぁ、やっぱり語学力がないと、海外勤務無理だよね?
もちろん語学力があった方がいいけど、語学力がたとえ低くても、仕事は何とかできるから、大丈夫だよ。後で詳しく解説するね。
それでも、語学力がないと海外勤務できるか不安ですよね。
そんな海外勤務を夢見ているけど、超忙しい国家公務員の方には、1回30分から自分のスケジュールに合わせて英語を学べるオンライン英会話「ワールドトーク」がオススメです。公務員の方も結構コッソリ利用していますよ。無料体験レッスンもあるので、まずは気軽に体験してみましょう。
海外勤務形態②:国際機関への出向
次に国際機関への出向というパターンもあります。
国際機関への出向もあるんだ!どんな国際機関に行けるのかな?
日本がその国際機関にお金を出資しているところに出向に行くケースが多いよ。
以下は「令和元年度公務員白書」の国際機関への派遣に関する記述です。以下の赤字部分が、各省庁から派遣される国際機関の一例です。
国際機関への派遣
国際連合の関係機関及びその他の国際機関にも派遣法により派遣される。国際連合の関係機関は、国際原子力機関(IAEA)、国際通貨基金(IMF)、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)などがあり、その他の国際機関には、アジア開発銀行(ADB)、経済協力開発機構(OECD)などがある。
「令和元年度公務員白書第1編 人事行政 第2部 グローバル社会を切り拓く国家公務員を育てるために
派遣先機関には、係長級から幹部クラスまで幅広い職員が派遣されており、派遣先機関における専門家として各種政策に係る調査研究業務や、加盟国及び国連機関等との連絡・統括業務を担当したり、組織の方針や運営をリードする幹部として活躍している。
近年は、国際的な連携が必要となる課題の増加や我が国の国際的な役割を強化するため、派遣先機関が多様化してきており、国際連合世界観光機関(UNWTO)、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)などへの職員の派遣も行っている。これらの国際機関において、職員が公務内で培った高い専門性や業務遂行能力を発揮することにより、国際社会における我が国のプレゼンスが一層強化されることが期待される。
第1章 複雑・高度化する国際関係業務等の現状 2 派遣法による派遣」より抜粋
また、公開情報などから各省庁から派遣される国際機関の情報を以下のとおりまとめました(順不同。確認できた省庁のみ掲載してあります。随時更新予定!)。
僕の国家公務員の知り合いはアフリカ開発銀行やUNESCOに出向していたよ。
海外勤務形態③:省庁所管の独立行政法人等の海外事務所に勤務
また、各省庁から各省庁所管の独立行政法人等に出向に行って、その独立行政法人の海外事務所に勤務することもあります。
私が把握している情報は以下のとおりです。今後判明次第、随時追記していきます。
【文部科学省】
日本学術振興会(JSPS)
※私の知り合いの文部科学省キャリア職員がJSPSドイツ事務所に勤務していました
【農林水産省】
日本貿易振興機構(JETRO)(リンク先の例はシカゴ勤務)
【総務省】
自治体国際化協会(リンク先の例はシドニー事務所勤務)
【経済産業省】
日本貿易振興機構(JETRO)(リンク先の例はベルギー勤務)
新エネルギー・産業技術総合開発機構(リンク先の例はシリコンバレー勤務)
【国土交通省】
日本政府観光局
海外事務所を持つ独立行政法人も多いんだね。
海外勤務形態④:JICAなどに出向して、派遣国の省庁等に勤務
また、国際協力機構(JICA)などに出向して、派遣国の省庁等に勤務することもあります。「令和元年度公務員白書」の外国政府への派遣に関する記述です。
外国政府への派遣
派遣法による外国政府への派遣は、インドネシア、ベトナム、フィリピンなどのアジア諸国やケニア、タンザニア、エチオピアなどのアフリカ諸国等があり、主に独立行政法人国際協力機構(JICA)の専門家として、係長級から幹部クラスまで幅広い職員を派遣しており、インフラ技術の展開や各種プロジェクトの支援に従事するなど、派遣先となる国の発展に貢献している。また、国際機関へ派遣される場合と同様に、派遣先の国における経験や人的ネットワークが帰国後にいかされることも多い。
「令和元年度公務員白書第1編 人事行政 第2部 グローバル社会を切り拓く国家公務員を育てるために
第1章 複雑・高度化する国際関係業務等の現状 2 派遣法による派遣」より抜粋
各省庁の国家公務員は、それぞれの分野において、専門的知識を有します。例えば、農林水産省だったら、農業や水産業の専門家がいますね。
また、派遣先の政府は発展途上国であることが多く、そういった国の制度や仕組みなどは未整備もしくは、不完全なものもあり、日本の制度や仕組みなどをその国の官僚らに説明して、導入をしていきます。
派遣国の発展を支える仕事だから、かなりやりがいがあるね。
以下に各省庁から派遣されるJICA専門家の例を挙げておきます。今後、随時追加していきます!
専門家か。専門家だと現地の人に指導しないといけないんでしょ?英語できないからなぁ。
そんなケイタ君には、以下のオンライン英会話と電子辞書をオススメするよ。参考までにリンクを貼っておくから、気になったら、見てみてね。
海外勤務形態⑤:人事院の留学制度で留学をする
最後に勤務というわけではないですが、各省の国家公務員の人も人事院の留学制度を利用すれば、外務省のように海外留学をすることができます。
まずは、人事院のHPの説明を見てみましょう。下の図を見てください。
この内、1の「行政官長期在外研究員制度」について見ていきます。
2年間働かないで、海外の大学院などで勉強することができるんだね!誰でも省庁に勤めていたら、行くチャンスがあるのかな。
もちろん各省庁や人事院での選抜試験を突破しないといけないけど、僕が海外で出会った各省庁の留学者はみんなキャリアの人たちだったね。
あと、「留学制度めちゃいいじゃん!私もトライしてみようかな」と思っている方に注意事項です!
外務省の留学制度も同じですが、留学後に一定期間勤務しないで退職してしまうと、留学費用を返却しなければなりません!以前はこのような制度はなかったのですが、留学後すぐに退職してしまう職員が多かったため、設けられた制度のようです。
具体的にどれくらいの人がこの費用返還の対象になっているかの詳細は、こちらをご確認ください。
海外勤務時の仕事内容(大使館アタッシェの場合)
それでは実際、各省の公務員の方々が海外でどんな仕事をしているのか見ていきましょう。ここでは最も人数が多いと思われる各大使館アタッシェの仕事内容について説明していきます。
大使館内でどの班(係)に属するのか。
まず、大使館内でどの班(係)に属するのかについて簡単に見ていきましょう。どこの班に属するか分かれば、その班の名前からある程度、仕事の内容が推測できます。なお、以下の例はあくまで一例であり、班の名前が微妙に異なることや例外もあることを付け加えておきます。
確かにどこの班に所属するかで、何となく仕事のイメージが湧くね
具体的な仕事は情報収集、本省への報告、人脈形成
また、各省アタッシェの人たちは、東京にある本省から外務省を経由せずに直接指示を受けて、現地の情報を収集したり、本省にそれを報告したりします。
さらに、現地のカウンターパート(例えば日本の財務省の人だったら、赴任国の財務省の官僚がカウンターパートになります)と関係を深めて、人脈を築くのも大事な仕事です。
あとあまり知られていませんが、各省庁の大臣などが赴任国に出張で来た際は、その大臣らのお世話(会談の調整、宿泊先のアレンジ、移動手段の確保など)をすることも結構あります。これはこれで結構気を遣って、大変みたいですね。
すごく面白そうな仕事だけど、やっぱり語学ができないと仕事ができないのかな。
語学の面は確かに気になるよね。これから説明していくね。
国家公務員で海外勤務できる人の詳細:職種、語学、人数
海外勤務できる人はキャリア職員が多くて、ノンキャリアは少ない?
海外勤務できる人はどんな職種の人が多いの?
少なくとも先進国の大使館勤務の方は、キャリア(総合職)の方が多いね
具体的な統計データがあるわけではありませんが、私が大使館勤務時代に一緒に働いた各省庁のアタッシェの方々は、ほぼ全員キャリア(総合職)の方でした(ただし、出入国在留管理庁のように2種職員や一般職の方が在外公館に勤務している例もあります。詳細はこちらをどうぞ。また、私の知り合いで、ノンリキャリアの文部科学省職員が在外公館に数年間勤めた例もあります))。
なお、都道府県警察出身の警察官の方や、民間警備会社から出向に来られる方など各省庁のキャリア(総合職)以外の方もいました。
各省庁アタッシェは狭き門みたいだね。でも、外務省なら確実に海外で勤務できるよ。
外国語ができる人が優先的に海外のポストに異動になる?
海外勤務できる国家公務員ってやっぱり語学が堪能な人が多いのかな?
具体的な統計があるわけではないけど、正直語学があまり得意でないアタッシェの方もいたよ。
海外で勤務するため、もちろんその国の言葉と英語はできた方がいいのは当然です。でも、たとえ現地の言葉が分からなくても、何とか皆さん仕事をされています。その理由分かりますか?
実は、日本大使館には日本語も現地の言葉もできる「現地職員」という方が多く働いています。もちろん中には現地語のみ話す方もいますが、日本に留学していた方、結婚した相手が日本人の方、現地在住の日本人などの方々もいます。
このような方とうまくコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくこともできます。なので、「語学が苦手!」という方も諦めずに、海外勤務のチャンスを狙っていきましょう。
多くの各省庁アタッシェの方は、初学ながらも、現地職員の方から昼休みなどに現地の言語を教わって勉強していたよ。
毎年、どれくらいの人が海外勤務しているのか?
それでは各省庁の国家公務員の方が毎年どれくらい海外勤務をしているのか、見ていきましょう。
大使館アタッシェの人数は分かりませんが(でも、各省庁で少なくとも毎年20人は海外の大使館等で働いていると思います)、外国政府や国際機関などへの派遣実績は以下のとおりです。
平成30年度の実績だと、各省庁から国連、外国政府、その他の国際機関にそれぞれ約120人も派遣されたことが分かるね。
ここで注目すべきなのが、各省庁から合計で384人しか1年間に派遣されていないことです。内閣府の最新の調査に関する資料によると、国家公務員の一般職の人数は28.7万人もいます。その内、わずか400人程度しか海外に行けないというのが実情です。
国家公務員の海外勤務は狭き門である点は頭の片隅にでも入れておきましょう。
どうしても国家公務員で海外勤務を確実にしたい場合は、外務省を志望することをオススメするよ。
次に派遣国を見ていきましょう。以下の円グラフを見てください。
欧州の派遣先は、恐らく経済協力開発機構(OECD)が多いだろうね。アジアが一番多いのは、開発協力の仕事の需要があるからでしょうね。
国家公務員が海外勤務する際の給料(在外公館勤務の場合)
やっぱり海外勤務の給料が一番気になるね。各省の国家公務員の人が海外で勤務することになったら、どれくらい給料がもらえるのかな?
気になるよね。在外公館勤務の場合は、基本的に外務省職員が海外勤務するときと同じ給料と手当が支給されるよ。
国家公務員の給料に加えて、在外手当(海外勤務手当)がもらえる
各省の国家公務員の方々も、外務省職員と同様に在外公館勤務時には、国家公務員の給料(本邦)に加えて、在外手当(海外勤務手当)がもらえます!
通常の給料に加えて、在外公館勤務時には在外手当(海外勤務手当)がもらえる理由については、こちらで解説していますので、参考にしてください!
給料の仕組みは分かったけど、実際にいくら毎月もらえるのか分かる方法はないの?
外務省の「在勤基本手当の月額」という表を見れば、大体は分かるよ。
「在勤基本手当の月額」の見方ですが、表の左から右(大使、公使・・・8号、9号)にいくにつれて手当の額が低くなっているのが分かると思います。
今の省庁での役職が例えば係長ならば、大体「6号」や「7号」あたりに貼り付けされます。これを1つの基準に自分の役職と照らし合わせて、大体の給料の目安を確認してみてください!
家賃補助(在外住居手当)もかなり手厚い(在外公館勤務時)
結論を簡単に申し上げると、自己負担額が家賃の20%くらいで海外の都市部のマンションなどに住むことができます!ロンドンやパリなどの都会に一度は住んでみたい!って考えている方には本当にオススメの制度ですよ♪
日本勤務での住宅手当よりかなり充実しているね!
そうなんだ。その他の在外勤務手当については別の機会に説明するね!
実際、在外勤務手当はどうやって受け取るのか(在外公館勤務時)
実際、海外勤務中はどうやって在外勤務手当を受け取るの?
勤務先の国の銀行口座に振り込まれるよ。
海外で勤務中の場合、国家公務員としての給料は本邦の給与口座に振り込まれますが、在外勤務手当や住居手当などは、各自の勤務先の国の銀行口座に振り込まれます。
そのため、海外勤務中は、日本の銀行口座と海外の銀行口座の2種類に給与や手当が振り込まれることになります。
海外の銀行の口座なんて、僕一人じゃ開設できないよ。
大使館勤務なら、現地スタッフの方が代行して口座開設してくれるから、心配ないよ!
自動車運転免許は取得した方がいいのか?
海外で生活するには、自分も配偶者も運転免許ないと不便だよね?
パリなどの公共交通機関が発展している都市なら、車なくても大丈夫だけど、発展途上国だと、車がないと、移動すらできないこともあるんだ。
やっぱりそうなんだね。時間がない人が、短時間で車の免許を取得することができる方法ってないの?
それなら、合宿免許がオススメだよ!AT車なら最短13日で教習所卒業できるから、一気に免許取得ができるよ。参考に関連記事を貼っておくね。
国家公務員も海外勤務できる!?海外勤務時の給料や勤務先などを徹底解説!~まとめ~
いかがでしたか?最後に今日のまとめをしておきましょう。
海外勤務のデメリットもしっかり認識しましょう!
でも、メリットばかりではないよ。以下のデメリットもしっかり確認しておきましょう。
海外勤務っていいことばかりじゃないんだね。何か不安になってきたよ。
そんな不安なケイタ君には以下の記事を送るよ。これで海外勤務への不安が和らぐと思うよ。
でも、個人的には数年間の短期間でも海外勤務できて、海外勤務時にかなりの高給をいただけるため、海外勤務はかなりオススメだと思います!
「自分は語学ができないから、海外勤務なんて無理だ!」って諦めないで、海外勤務の希望を出していきましょう。この記事で1人でも多くの方が国家公務員として海外に羽ばたいていただけたら嬉しく思います。
【参考】語学が不安な方向けの関連記事やリンク
最後に語学を学びたい人のために関連リンクを貼っておきますので、参考にしてくださいね。
コメントや質問は大歓迎だよ。コメント欄やお問い合わせフォームから何でも気軽に聞いて下さいね(コメント欄はこの記事の最下部です) ※いただいたコメントは全て拝見し真剣に回答させていただきます。
コメント
入管は一般職で一番在外公館へのポストが多いと聞きましたが入管出身の一般職の人はいましたか
コメントありがとうございます!私の知っている入管出身の方は一般職ではありませんでした。でも、採用パンフレットを見ると、一般職の方も在外公館で勤務されていますね。
https://www.moj.go.jp/isa/content/001345982.pdf
国家公務員とまとめて仰ってますが、そのように手厚いのは外務省職員のみですよね。某省キャリア職員の妻ですが、11月に渡米予定です。
1日9000円の手当が出るのみで、給料は円払い、帯同家族のフライト代は出ない、引越し代も出ない、教育費の補助も家賃の補助もありませんよ。
外務省以外の他省庁から海外へ行く場合も手当がいただけるのでしょうか?待遇が悪すぎて、息子のプレスクールに月$1000かかるかもしれない状況で非常に困っています。ご存知でしたらぜひ教えていただきたいです。
コメントいただきありがとうございます。また、体調不良でコメントを返すのが遅くなり、申し訳ございません。
国家公務員の海外勤務には、1.(外務省に出向した後に)在外公館などに赴任する場合と、2.各省庁独自の海外勤務形態の2種類があるかと思いますが、私のブログで紹介しているのは、1.(外務省に出向した後に)在外公館などに赴任する場合になります(誤解を与えてしまい申し訳ございません)。この場合は、外務省職員のみならず、他省庁職員も外務省職員となりますので、私のブログで紹介している住宅手当などが支給されます。
私の知り合いの省庁の方にも伺ってみましたが、各省庁独自の海外勤務の場合の給料や手当は「1.(外務省に出向した後に)在外公館などに赴任する場合」と比べて、充実したものにはなっていないとのことでした。
私の知り合いの省庁の海外勤務経験者は皆赤字で、怒りを感じているとのことです。
御質問者様のケースは各省庁独自の海外勤務かと推察いたします。
私の例で恐縮ですが、私も息子のプレスクール代が月に1000ユーロ以上かかり、子女教育手当が雀の涙しか出ずに赤字生活をしていた時期がありました。
それでも、その投資によって、息子は今でも英語を得意にしています。
各省庁でそれぞれ待遇や手当が異なるため、一概に語るのは難しいのですが、給料面ではかなり厳しい状況であると拝察いたします。
ただ、息子さんにとっても、質問者様にとっても貴重な海外生活になるのは間違いありません。
海外生活では常にある良い面と悪い面を天秤にかけて、家族で同行するのか、単身赴任で行ってもらうのかなど、総合的に判断されるのがいいかと存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。