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オススメするからこそ、認識しておこう!海外駐在のデメリット10選!

オススメするからこそ、認識しておこう!海外駐在のデメリット10選! 海外赴任コース
ケイタ君
ケイタ君

海外赴任をしてみたいけど、海外赴任のメリットばかり強調されて、不安になっている人
✅将来的に海外赴任をしてみたいと思っているんだけど、海外赴任をした人からは、海外赴任の良かった面の話しか聞かないんだ
✅実際、海外赴任のデメリットもあると思うけど、インターネットで調べても、なかなかピンときた情報がないんだよね。
✅もっと具体的な海外赴任のデメリットも理解しておかないと、海外赴任に踏み出せないよ

海外赴任のデメリットって意外とあまり語られていないよね。海外駐在8年で経験した海外赴任のデメリットを10個まとめてみたよ。参考にしてみて。

鈴木先生
鈴木先生
記事の信頼性
  • 筆者は元国家公務員(元外交官)。フランス語圏アフリカなどに約8年間駐在経験あり
  • 海外赴任生活8年で多くのメリットも、デメリットも経験してきた
単身赴任で海外へのイメージ

 まず、海外赴任・海外駐在のデメリットは「単身赴任になることもある」です。これが海外赴任の最大のデメリットかもしれません。
 
 単身赴任を選択せざるを得ないケースとしては、以下のようなケースが考えられます。

単身赴任を選択せざるを得ないケース(例)
  • 子どもの教育(転校させたくない)
  • 配偶者の仕事の都合(海外赴任に合わせて、配偶者が仕事を辞めないケース)
  • 配偶者の親の介護
  • そもそも配偶者が、「海外での生活が絶対NGの場合

 私は①単独赴任による駐在生活、②家族呼び寄せ後の駐在生活、③家族単独帰国による単身赴任の3つを経験していますが、とにかく単身赴任辛すぎます

 料理や洗濯などはどうにでもなりますが、何より「家族会えなくなる」ことが辛すぎです。とにかく寂しい。正直、何のために海外で仕事をしているのか分からなくなります。

ケイタ君
ケイタ君

でもさぁ、スカイプとか、LINEとかでビデオ通話できる時代だから、それほど寂しくはないんじゃないの?

それじゃ寂しさは紛れないよ。特に子どもが小さいうちに、単身赴任をすると、子どもの成長をその場で見られないんだ。それは親としたら、何物にも代えがたい辛さがあるよ。

鈴木先生
鈴木先生

 家族と一緒に海外にいくかどうかについて、何より家族内でよく話し合うこと大切です。決して、
独りよがりで勝手に決めてはいけません。家族みんなで話し合って、1つの答えを出しましょう。

 その話し合いの際は、単身赴任になるデメリットについても家族内でよく理解するようにしましょう。

海外で絶対に食べたくなるラーメン

 2つ目のデメリットは、「食べたいときに、食べたいもの食べれない」です。

 これは海外に生活する人は絶対に避けられない問題です。

 私もイスラム教のマリに駐在していたときに急にトンカツが食べたくなりました。もちろん、マリはイスラム教の国なので、豚肉なんて売っていません。

 また、私は海外赴任前は毎日朝食で納豆を食べていましたが、海外ではほとんど納豆を食べれなくなりました。これも苦痛でしたね。そして、日本人が大好きなラーメンほとんど食べられません

 日本に一時帰国した際に、好きなものを毎日、好きなだけ食べられる幸せを感じました。たとえ、めったに食べない寿司であっても、日本だったら、お金さえあれば食べられますが、マリには寿司屋なんてありません(自分で作るしかありません)。

 これは結構ストレス溜まります。同じく駐在する人たちで「寿司やとんかつ食べたいなぁ~」なんてよく愚痴り合っていました。

鈴木先生
鈴木先生

「食べたいときに、食べれものが食べれない」ストレスが海外生活で一番辛いかもしれませんね。

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学校に向かう子どものイメージ

 もしお子さんと一緒に海外赴任をされる方は、以下の3つから学校を選択する必要があります。

海外赴任に同行するお子さんの学校の種類
  • 日本人学校(リストはこちら)
  • 私立在外教育施設(リストはこちら)※1
  • 現地校
  • インターナショナルスクール(主に英語)
  • 補習授業校※2

※1 国内の学校法人等が母体となり海外に設置した、全日制教育施設(参照:文部科学省HP「在外教育施設の概要」ページ)
※2 補習授業校は、現地の学校や国際学校(インターナショナルスクール)等に通学している日本人の子どもに対し、土曜日や放課後などを利用して国内の小学校又は中学校の一部の教科について日本語で授業を行う教育施設(参照:文部科学省HP「在外教育施設の概要」ページ)

 日本人学校に通わせる場合は、原則として日本の学習指導要領で日本語で行われるため、日本と同程度の教育をお子さんに受けさせることができます(もちろん、外国語や国際理解教育なども行われています)。

 そのため、日本語力という点では安心できますね。

関連情報
  • 日本人学校一覧(文部科学省HP※少し下にスクロールすると出てきます)
  • 補習授業校は、令和5年7月1日時点で、世界51カ国・1地域に234校あります(参照HP

 一方、現地の学校インターナショナルスクールにお子さんを通わせた場合は、日本語での授業ほぼありません(外国語の1つとしてある程度)。

 そのため、英語などの力は、格段に良くなる可能性がありますが、日本語の力はやはり落ちてしまいます。

 私が海外駐在をしているときに出会った日本人の子供たちの多くが、インターナショナルスクールに通っていましたが、やはり日本語力落ちていましたね。もちろん、その代わりに英語などの外国語のレベルは上がっていました。 

鈴木先生
鈴木先生

海外では各家庭で努力をしないと、日本語力の維持が難しくなります。子どもは吸収する力もすごいですが、忘れる力もすごいですからね。

 また、海外赴任・海外駐在中は、コミュニティーが限られてしまいます。別の言い方をすると、「毎回、毎回、会う人が同じ」ということです。

 例えば、日本にいるときは、以下のようなコミュニティーがあります。

日本にいるときのコミュニティーの例
  • 学校時代の友人
  • 会社の知り合い
  • 親・兄弟姉妹などの親族
  • 近所の知り合い
  • 趣味の知り合い etc.

 でも、海外の場合は、最悪、コミュニティーがなくて、家に引きこもってしまうことあります(もちろん、週末は家でゲームばかりするといったタイプの人なら大丈夫だと思いますが)。

 私がアフリカに赴任していたときは、在留邦人(日本人)が20名くらいしかいませんでした。そうなると、「職場の日本人平日も休日も一緒に過ごす」ということがよくありました。

 そのときは、職場の日本人の方々と仲が良かったので、それほど苦痛を感じませんでしたが、もし職場の日本人の人たちと仲が良くなかったら、これはストレスが溜まりますね。こうなったら、完全に引きこもるか、新たなコミュニティーを探さないといけませんね。

 「私は誰とでも仲良くなれるから、大丈夫!」という社交的で、積極的な方ならいいでしょうが、そういう方ばかりではないですからね。

鈴木先生
鈴木先生

特に発展途上国に海外勤務することになった場合は、日本人が少なく、コミュニティーが限られるので、1人で息抜きできる方法を見つけておきましょう。

 また、海外駐在者は当然、海外で生活をしているため、日本になかなか簡単に帰ることができません。

 海外赴任8年間中に、友人から招待を受けた結婚式一度も参加することできませんでした。これは仕方のないことかもしれませんが、やはり悲しいですよね。

 また、親族の死に目に会えないことがある点は、絶対に認識しておきましょう

 私もアフリカのマリに駐在しているときに、父親が危篤になり、急遽日本に帰国することになりました。父親が逝去した1時間後くらいに病院に到着できましたが、最後の瞬間にその場にいられなかったのは、今でも心残りです。

鈴木先生
鈴木先生

親族などの冠婚葬祭に出席できなくなるかもしれない点は、よく認識しておきましょう。

 海外生活ではいかにストレスを溜めない生活をするかが大事になります。ストレス軽減のために、絶対的に必要なのが趣味ですね。

 でも、「日本でできる趣味海外でもできる」っていうわけではありません。例えば、以下のような趣味は国によっては難しいでしょう。 

日本ではできるけど、海外ではできなくなる可能性がある趣味(例)
  • 野球(野球がポピュラーではない国)
  • 海水浴(海がなければ、海水浴すらできない)
  • 登山(山がなければ、登山できない)
  • サイクリング(治安の悪い国) etc.

 また、テニスや卓球などは比較的できますが、いつもテニス一緒に楽しんでいた仲間いないため、なかなか楽しめないかもしれませんね。

僕はフランスで地元の野球チームを見つけて、そこで野球をしていたよ。でも、なかなか馴染めなくて、途中でやめてしまったんだよね。

鈴木先生
鈴木先生

 そのため、以下のような対策を考えておく必要があります。

海外で自分の趣味ができるかどうかの対策(一例)
  • 1人でできる趣味を持っておく
  • 現地でも、日本でしていた趣味ができるか調べる
  • 現地で新しい趣味を始める etc.
鈴木先生
鈴木先生

海外で有意義な生活をするには、趣味などでストレスを溜め込まないことを意識しましょう。

 当然のことですが、日本と海外では文化も、習慣も、言語も違います。何もかも違う生活は新鮮である一方、日本と違うことが、ストレスになることあります

鈴木先生
鈴木先生

僕が海外赴任をしている間に感じた文化や習慣の違いで、ストレスを感じたことは以下のとおりだよ。

現地の文化や習慣などが違うことで、ストレスを感じたこと(例)
  • 日曜日にほとんどのお店が閉まる(例:ドイツやフランス)
  • 郵便の再配達制度がない(→自分で郵便局に取りにいく必要がある、例:フランス)
  • 郵便の配達制度がない(私書箱制度しかない、例:マリなどのアフリカ)
  • 慣れない小切手での支払い(例:フランスやアフリカ)
  • 日本のようにメールで連絡しても、メールをスルーされることがある etc. etc.

 これらは、私が海外生活をしている中でストレスを感じたことです。恐らく、あなたも海外生活中に様々なストレスを感じるでしょう。

 そのストレスが原因最悪、精神疾患を患ってしまうということあります。海外赴任にはストレスが付きものだと認識しておきましょう。

ケイタ君
ケイタ君

文化や習慣は慣れるまで、時間がかかるから、それまではストレス溜まりそうだね。

 海外の食事は、海外赴任の際の大きな楽しみの1つですよね。「パリのパン屋でバゲットを買って、カフェでのんびりエスプレッソを飲む」なんて、想像しただけでもワクワクしますよね。

 でも、海外の食事は、日本の食事に比べて、塩分や油分をたくさん含んだ料理が多いですよね。例えば、ハンバーガーやフライドポテトなどのファストフードなんかは典型ですよね。

 また、私が滞在していたパリなどで味わったフランス料理もとても美味しいのですが、とにかく油濃くて、毎日食べてたら、間違いなく体に悪いでしょうね。

 海外赴任に伴う食生活の変化で、突然太ってしまう人もいます。海外生活では、食生活が変わるので、自分の健康には特に注意をしましょう。

鈴木先生
鈴木先生

やはり日本食が一番、健康にいいと思いますよ。海外赴任のときに持って行くべきオススメの日本食の記事を参考に載せておきますね。

 海外赴任をする方は、結構心配されている方も多いかと思います。海外赴任をしてしまうと、日本にいるときと比べて圧倒的に出会いの機会が少なくなってしまいます

 もちろん、海外赴任中に運命の人に出会って、日本に帰国後に結婚された方もいます(私の知り合いでも何人もそういう方がいます)。

 でも、海外にいるときは、先ほどの「海外赴任・海外駐在のデメリット④:コミュニティーが限られる」でも説明したように、コミュニティーが狭い生活を余儀なくされます

 コミュニティーが狭いため、その分、出会える確率も減ってしまいます。

 海外赴任の期間は人によって、数年以上になる方もいるかと思います。海外赴任を終えて、帰国したら、周りの友人・知人らがみんな結婚していたなんてこともありうるでしょう。 

鈴木先生
鈴木先生

海外赴任をしてみたいと考えている人は、結婚のタイミングを逃すかもしれないリスクはよく認識しておきましょう。

このギャップではありませんが・・・

 海外赴任はストレスが溜まることもありますが、海外ならではの楽しさや良さもあります。例えば、以下のようなことが挙げられます。

海外赴任ならではの良さ・楽しさ(例)
  • (人によるが)定時出勤・定時退社が当たり前になる
  • 通勤ラッシュから解放される(人によっては、車での通勤が可能になる)
  • 近隣諸国への旅行がしやすい(例:フランスからスペインなど)
  • 英語などの語学が使える(電子辞書があれば、鬼に金棒!)
  • (人によるが)日本勤務時より、責任あるポストの仕事ができる
  • 現地の食材が簡単に手に入る(例:フランスのパンやチーズなど) etc.

 海外赴任は辛い時もありますが、このように楽しいときもあります。そんな楽しい思い出を持って日本に帰国してみたら以下のように感じる人多いでしょう

海外赴任から帰国後に感じる日本社会のギャップや違和感(例)
  • 満員電車
  • 非効率的な仕事
  • 残業当たり前
  • 語学が使えない
  • 裁量権のない仕事 etc.

 海外赴任後に海外との仕事や生活との違いから、転職活動をする人も実際多いですね。

鈴木先生
鈴木先生

逆に海外赴任をしなかった方が、良かったかもしれないって思う時はあるね。日本社会の悪い面に気付いて、外資系の会社に転職する人もいますね。

関連記事

 いかがでしたか?海外赴任・海外駐在をおススメするからこそ、海外赴任と海外駐在のデメリットをしっかりと理解しておきましょう。

鈴木先生
鈴木先生

海外赴任・海外駐在のデメリットをもう一度おさらいしましょう。

ケイタ君
ケイタ君

なるほどね。海外赴任ってメリットばかり聞くけど、こういうデメリットも理解しておかないとね。

そうだよ。メリットもデメリットも理解して、充実した海外赴任生活を過ごしてもらいたいね。

鈴木先生
鈴木先生

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