皆さんも、職場や学校で人間関係に悩んでいないでしょうか。私も色んな職場や部署を経験してきましたが、どこに行っても人間関係には悩んでいます。これは人類の永遠の悩みのような気がしています。ケイタ君のような子供でも人間関係には、苦労しているみたいですね。
僕も学校で、接したり、話したりするのが苦手なクラスメイトがいるよ。
今日の記事では、私の現在の職場にいる人間関係が苦手な方を例示しながら、その方を反面教師にして、人間関係の良い職場の特徴について説明しようと思います。
今日の記事を読めば、今の職場や学校で人間関係を良くするヒントや気づきを得ることができると思います。いくつか人間関係の良い特徴を上げるので、これらの特徴の1つでも少しずつ実践していくことができれば、職場や学校での人間関係を良くしていくことができると思います!
人間関係が上手な人の特徴
それではりえこさんが挙げていた人間関係が上手な人の特徴をまず見てみましょう。これらを実践していければ、職場や学校での人間関係も良くなっていくことでしょう。
うわ!結構、いろんな特徴があるんだね。
そうなんだよ。この特徴を全て満たさない僕の職場にいるSさんを反面教師として説明していくね。
否定しない
まずは「否定しない」です。このSさんは、恐らく悪気はないんでしょうが、私もSさんからよく「否定」されます。
例えば、Sさんは私に対して、時々以下のような発言をします。
Sさんの否定発言の例
(既に退職したYさんの仕事上のミスを見つけたSさんの発言)
Yさんの仕事は雑で、鈴木さんも、Yさんのミスを見落としていたんですね
私はSさんからこのような発言を少なくとも3回は受けていますが、皆さんどうです?
Sさんは、遠回しにYさんと私の仕事ぶりを「否定」していますが、少なくともポジティブな気持ちにはならなかったのではないでしょうか。
このように職場や学校で「否定」をされると、ネガティブな気持ちしか湧いてきません。この場合、Sさんは、自分が発見したミスが致命的なものでなければ(この場合も本当に些細なミスでした)、あえて指摘せずにしれっと直しておけば、誰も嫌な気持ちにはならないでしょう。
このように「否定」は、(後に出てきますが)ちょっとした気遣いで解決できます。皆さんも「否定」はしないようにしましょう。
こういうちょっとした気遣いは、良好な人間関係の構築に重要なんだ。
ポジティブ
Sさんは先ほども少し説明したとおり、人をネガティブな気持ちにさせるのが得意な方です。ある意味、才能ではないかと思えてしまうくらいですが、Sさんは、よく以下のような発言をしています。
「(私はいたって冷静に対応しているのに)鈴木さん、少し落ち着いて」
「(一週間お休みしていた同僚が出勤するかどうか決まっていなかったとき、ぼそっと)今日も〇〇さんは(出勤)無理かな」etc
以上の発言を聞いて、私が苛立ちや嫌悪感といったネガティブな気持ちを感じたのは言うまでもありません。
職場や学校で同僚とは毎日接するため、このようなネガティブ発言は極力避けた方がいいでしょう。逆にポジティブな発言だったら、誰も嫌な気持ちになりませんよね?
人で態度を変えない
このSさんは上司など立場の上の方にはペコペコしているのですが、立場の低い方(例えば、取引先の業者の方など)には横柄な態度を取ることがあります。例えば、Sさんは以下のような発言をしたことがあります。
(業者さんとの事前の打ち合わせで曖昧になっていた点が、作業日、当日に発覚したときのSさんの発言)「こういうことは事前に話していただかないと困ります。事前の打ち合わせは何だったんですか!その点もちゃんと対応してください!」
このSさんが指摘した点は我々の落ち度でもあったため、100%業者の方の落ち度ではなかったにも関わらず、それはお構いなく、業者の方に詰め寄っていました。隣にいた私は恥ずかしかったです。
私も長い間、組織で仕事をしていますが、人によって態度を変える人は尊敬に値しないですね。以下の記事で取り上げた私が尊敬している上司4名は、皆さん人によって態度を変える人ではなかったですね。
仲間を頼れる
Sさんは仕事を放置することも多く、そういう意味では仲間を頼っているのですが、自分に絶対的な自信のある仕事については、仲間を頼ることはしません。
仲間を頼れるということは、ある意味自分の弱みを認めるということでもあります。「この仕事は自分は苦手だから、あの人に任せよう」という感じです。
でも、Sさんは「この仕事は鈴木さんの方が得意なので、お願いできますか?」などということはありません。むしろ、仕事を放置して、その仕事を私が拾って対処しています。
仲間を頼ると、その頼られた方も自分を頼ってきます。こうやってお互いがお互いを補うことによって、チーム力が高まって行きます。
Sさんのように、仲間を頼れないとチーム力が向上していかず、行く行くはチームのパフォーマンスも下がってしまいます。
とびきりの笑顔
人間の笑顔ってとっても素敵ですよね。笑顔が多い職場ほど、職場が明るくなって、人間関係も良くなっていきます。
Sさんも笑顔はあるのですが、「とびきりの」笑顔ではないですね。なかなか説明しづらいところではありますが、あまり職場にプラスな要素を与えない笑顔と言えます。
その笑顔以上に、立場の弱い人に攻撃するときのSさんの表情の方が、とても印象に残っています。その印象があると、笑顔をされても、なんか疑ってしまいますよね。
こういう状況だと、職場の雰囲気もやはり何かぎこちないものになってしまいます。やはり、良好な人間関係には、屈託のないとびっきりの笑顔が必要なのです。
小さな約束も守る
Sさんは仕事を指示しても、よく忘れていることがあります。恐らく意図的ではないと思いますが、何度も指示をしないと、仕事をしてくれないときもあります。
小さな約束も守ってくれると、人間はその人を信頼するようになります。職場や学校での人間関係も信頼関係が前提になっています。些細な約束でも必ず守らない人に、重要な仕事を任せる気になるでしょうか。
私もお客さんのちょっとした要望は、ノートやふせんなどに書いて忘れずに対応するようにしています。こうやってちょっとした約束を確実に守って、少しずつ信頼を勝ち取っていくことは、人間関係を良くする1つのコツだと思います。
僕も友達との約束は必ず守るようにしているよ!
嫌なことはしない
Sさんは、時々私が嫌がることをしてきます。例えば以下のようなことです。
・私がお客さんとやり取りしているメールに横入りする
・私が入念に計画していた仕事のやり方を尊重しない
・決裁文章への指摘が間違っている(恥ずかしいレベル・・・)etc
恐らく私以外でも、こんなことされたら嫌でしょうね(笑)。
職場や学校では毎日、人間関係が固定化されがちです。毎日同じ同僚や友人に会うわけですから、相手が嫌なことは少しでも減らしていきましょう!
因みにSさんは事あるごとに私の「学歴」を取り上げます。きっと「学歴コンプレックス」があるんでしょうね。。。
素直に人の話を聞く
Sさんは素直に人の話を聞くことができません。例えば、先ほど「私が入念に計画していたやり方を尊重しない」という点がまさにそうです。
私のやり方の方が、効率的で、リスクが少なく、時間もかからないにも関わらず、Sさんは私の案を聞き入れず、自分が正しいと思う方法を採用しました。結局、Sさんの方法では確実にトラブルが発生することが分かっていたため、私の方法もこっそり実践して、何とか無事にピンチを切り抜けました。
やっぱり素直な方が得をするんだね
この点、Sさんが素直に私の話を聞いて入れば、その分無駄な仕事をしなくて済んだわけです。
素直に人の意見を聞くということは、職場の同僚がその人に話しかけやすいということと同じ意味になります。話しかけやすいと職場の人間関係が良くなりますよね?
実は、聞くことは人間関係においてすごく重要な要素の1つなのです。意識してみましょう。
さりげない気遣いが出来る
ここまで読んで下さった方は、Sさんに「さりげない気遣い」などがあるはずがないと、もうお分かりでしょう(笑)。そうです、「さりげない」どころか、「普通の」気遣いすらありません。
あまりにもSさんからの気遣いがないため、Sさんに話しかける人がどんどん減っていっていることは簡単にご想像できるかと思います。
逆にさりげない気遣いができると、気遣いをされた方は当然、嬉しく思いますよね。この「嬉しさ」などのポジティブな感情を持つことが、人間関係を良好に保つ上で重要な要素の1つとなります。
「嬉しい」ことをされて嫌な気持ちになる人はいませんよね?私もまだまださりげない気遣いができていないと思うので、職場にいる気遣いが得意な女性の方を見習って、自己研鑽をしていきたいと思います。
ギブ精神を持っている
Sさんはある意味ギブ精神はありますが、それは純粋な奉仕の精神ではなく、単純に「この仕事は自分の得意分野・能力を周りの人に見せることができる」という精神でしかありません。
物凄く単純化して言うと、Sさんのギブ精神は「この仕事なら自分は、目立てる(もしくはアピールできる)」ということが主眼に置かれています。
こんな人にならないように、仕事や勉強で困っている人がいたら、助けてあげられるギブの精神を身に着けられるようになりましょう!
最低の人間だ・・・Sさんは仕事を何だと思っているのか。
ホントだよね。実は僕の職場には、「自分の得意分野」でマウントを取ってくる「Kさん」っていう人もいるんだ。Kさんのマウント攻撃の詳細は以下の本で紹介しています。
感謝の気持ちを忘れない
最後の特徴が「感謝の気持ちを忘れない」です。Sさんもたま~に私に感謝の気持ちを伝えて来ることがありますが、その感謝はあくまで社交辞令的なものにとどまっています。
そして、Sさんはその感謝の気持ちをずっと持ち続けているかと思うと、全くそんなことはありません。多分忘れています(泣)。
それに比べて、私の職場の女性の方は、「鈴木さんにはこの間〇〇という仕事を手伝ってもらったので、今度は私が●●という仕事を片付けておきますね」と言ってくれることがあります。これぞまさに「感謝の気持ちを忘れない」ではないでしょうか。
当然、このような感謝の応酬(ちょっと言葉が悪いですが)が行われると、当然、職場の雰囲気も良くなっていきます。意識してみましょう
人間関係が良い職場の特徴!今の職場の反面教師を例に徹底解説!~まとめ~
いかがでしたか?Sさんは人間関係を良くするための反面教師だということは十分にご理解いただけたかと思います。最後に人間関係が良い職場のおさらいをしておきましょう
私が敢えて、Sさんのことを記事にしたのは、良好な人間関係のためには、「ネガティブ」ではなく、「ポジティブ」な気持ちを抱き、実践することが重要であることを伝えたかったためです。
普段の職場や学校では、妬み、恨み、怒りなどのネガティブな気持ちを抱くことがあります(私もそうです)。それは皆さん抱くのですが、そういった感情は、ちょっと横に置いておいて、ポジティブな感情(感謝、気遣い、肯定など)を抱き、同僚と接することが良好な職場環境の実現に一番重要だと思います。
全てをいきなり実践するのは難しいと思うので、できるところから少しずつ気持ちや行動を変えていきましょう!
人間関係に悩んで、不眠症になってしまった方もいると思います。そういう方には以下の記事が参考になると思いますよ。
(おまけ)どうしても人間関係で今の職場を変えたい場合は・・・
最後に少し余談になりますが、Sさんクラスの最悪レベルの人間が職場にいた場合、どう対応したらいいか。正直、海外滞在歴8年で外国人の部下を持ったことがある私でもSさんクラスの人間と良好な人間関係を築くのは難しいです。では、どうしたらいいでしょうか。
それは人事異動か、転職をするしかないかと思います。Sさんのように、どこに行っても問題を起こす人に限って、辞めないし、異動をしません。だったら、自分がその場から離れるしかないのが現実です。
転職の場合は、次の職場の人間関係が気になりますよね?そのためには、以下の「転職会議」で口コミを確認してみましょう。その職場の雰囲気や文化などがある程度分かります。
私が今の職場の口コミを見てみても、かなり正確な口コミが載っていると思いました。後悔しない転職のためにも!ぜひ、登録してみましょう。
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