尊敬できる上司はいますか?鈴木先生が出会った尊敬できる上司4人を紹介

上司・職場コース
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 こんにちは!社会人になってから既に20年程、働いている鈴木ケイタです。

 突然ですが、皆さんの職場には尊敬できる上司はいますか?私は今まで反面教師の上司ばかりと仕事をしていましたが、こんな私にも尊敬できると思える上司が4名いました。この記事を読めば、「へぇ~、こんな上司がいたら、仕事が楽しくなりそう」とか、「こんな上司なら、必死についていこう」と思えることもあるかと思います。また、今の自分の上司と比較してみるのも面白いと思います。

 社会人の方はもちろん、就活中の大学生の方にもオススメの記事ですので、ぜひ最後まで読んでみてください!

ケイタ君
ケイタ君

鈴木先生が尊敬している上司だって!?とっても立派な上司なんだろうね。

うん、4人ともそれぞれ特徴があって、僕の考え方にも大きな影響を与えた人たちだよ。

鈴木先生
鈴木先生

この記事の信憑性
・筆者は3つの職場で約100人以上の上司と仕事をしてきた経験がある。
・そのほとんどの上司が反面教師であったため、今回の4名は選りすぐりの上司。

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Bさん

上司のイメージ

 まず最初は、新卒後、最初の上司のBさん(当時、部長)。Bさんの頭の回転の良さや判断力もすごかったですが、何より上司とはこうあるべきという姿を行動を通じて教えてくださった方です。このような方に社会人なりたてで、出会えて本当に良かったです。

入社3か月の部下の希望を翌日に実現する

 入社後3か月くらい経過したときのことです。私は仕事にも慣れてきましたが、外出できずに職場にばかりいる生活に嫌気がさしてきた頃でした。そのようなタイミングで、Bさんとの個別面談がありました。その時に「何か困っていることはありませんか?」と聞かれ、「なかなか外に出る機会がないのが嫌ですね」と正直に答えました。

 そうしたら次の日に、いきなり隣の係の仕事のお手伝いをしに、東京駅の近くのビルまで行くことになりました。このとき、私がとても興奮したと同時に、「こんな入社1年目の社会人の希望をかなえてくれるなんて、B部長はなんて凄いんだ!」と感じたのは言うまでもありません。

 普通、こういう面談で回答したことは、実行されることはほとんどありません。上司もガス抜き程度に聞いていることが多々あります。そんな中、Bさんは面談した部下が20名程いるにも関わらず、私のささやかな願いを聞いて叶えてくれたのです。

 因みに、このBさんが元の出向元に戻るときの挨拶メールにこんな一文がありました(今でもよく覚えています)。

特に若い人が働きやすいように努力した

この言葉を見て、私の心の中に熱いものが芽生えたのを覚えています。私も同じような立場になったら、若い人が働きやすいように努力をしようと心に決めました。

有事の際の行動力

 また、Bさんは有事の際の行動力もずば抜けていました。私の最初の職場で、残念ながら自殺をした方がいました。自殺をしたとの一方を聞きつけたBさんは、用務で事務所を離れ、その方の自宅から遠いところにいたにも関わらず、すぐさまその方の自宅に直行しました

 その後、Bさんは部下の課長に状況を説明して、用務先に戻ったと記憶しています。Bさんからは、どんなに忙しくても、人間としてどう行動すべきか、何が重要なのかを行動を通じて教えていただきました

 この事件は大変ショッキングで今でも思い出すと大変悲しくなるのですが、その悲しさと同時に、このBさんの有事の際の機敏とした行動力もはっきりと覚えています。自分が同じ立場だったら、このようにすぐに行動できただろうか、と自問自答することもあります。

鈴木先生
鈴木先生

このときのBさんの姿勢は、僕に大きく影響を与えたね

組織を離れても、かつての部下の面倒を見る

 Bさんは元々出向者だったため、出向期間後は元の職場に戻っていきました。

 ただ、人格が素晴らしいBさんは、離職後も職員から大変信頼され、慕われていましたそんなBさんは組織を離れても、かつての部下の面倒をみていました

 例えば、かつての部下から転職相談を受ければ、就職希望先の知り合いに連絡して、就職の斡旋をしていました。かつての部下のために、ここまで行動してくれるって、なかなかできることではないと思います。

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Nさん

上司のイメージ

 次は同じく最初の職場ではるが、最後に配属された部署のときの上司(Nさん)です。この方は、Bさんのように人望が厚く、とにかく人間的に魅力のある方でした

人間としての弱みを見せてくれる

 この上司(課長級)の大きな特徴の1つが、「人間としての弱みを見せてくれる」です。例えば、「〇〇という仕事が大変で、とても気が重いよ」とか、「あの仕事で〇〇さんと調整するの嫌だよ」という感じです。

 これを見て、「え、こんなの普通じゃないの?」と思われた方もいるかと思います。

 でも、私が出会ってきた上司のほとんどが、自分にプライドがあるからか、自分の弱みを見せてくれません。「俺は何でもできるんだ」、「俺の判断に間違いはない」と思っている上司が本当に多いこと・・・。

 こんなことを考えている上司は、言葉や行動の節々にこのような考えが現れていることが多いです。そんな上司には部下がついていかないのは当然でしょう。

 ところが、Nさんはそのような人間としての悩みや弱みを30歳ほど年下の部下の私によく見せてくれました。これはなかなかできることではありません。部下だった私は、この上司を支えていきたいと思い、また、Nさんも私を信頼してくれていました

ケイタ君
ケイタ君

人間の弱みを見せるというのは、人間らしいってことでもあるよね

仕事を多くしていると発言力がつくと教えてくれた

 そこの部署には、Sさんという全く仕事をしない人がいました。Nさんは、そのSさんに仕事を振らずに、私にばかりに仕事を振ってきました。

 当然、私の負担やストレスも増えてきました。ある日、私は「なんで私にばかりに仕事を振るんですか()。Sさんに仕事を振ってくださいよ!」とNさんに言ったことがありました。

 そうしたら、Nさんは私に「仕事が多くて文句を言ってはいけない。仕事をたくさんしていれば、その分、発言力もつくし、味方も増える」と言いました

 私は「そんなものかなぁ」と思っていましたが、ある時、仕事上で大きなミスをしてしまいました。かなり重大なミスで多くの人に損害を与えてしまったのですが、ごく一部の人を除いて、ほとんどの人が私をかばってくれました

 「鈴木さんではなくて、鈴木さんのミスをフォローできないシステムがおかしい!」とか、「鈴木さんのせいじゃ全くないですよ」と多くの人が言ってくれました。

 私はこのとき初めて、Nさんが言ってくれたことの意味を身をもって理解しました。頑張っていれば、見ていてくれる人がいるということを学びました。

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Hさん

上司のイメージ

 次は2番目の職場で出会った上司Hさんです。Hさんはアフリカで出会った最初の上司です。人間味の溢れるHさんとは一体どんな人物でしょうか。

社内融和に長けている

 まず、社内融和に長けています。社内融和とは、簡単に言うと、職員間でのコミュニケーションを活発にさせて、良い雰囲気を作るという意味です。

 例えば、Hさんは、毎週のように社員を自宅に招待してくれました。正直、Hさんのイメージは、仕事上のイメージより、自宅でのパーティーのイメージが強いくらいです。当然、その席でお酒も飲んで、数時間くらい他愛もない話をするのですが、そのような機会があると、社内の職員間の雰囲気も当然、良くなっていきます

 また、自分の職務上の個室があるにも関わらず、よく他の職員の部屋に行って、仕事の指示をしたり、雑談をしたりしていました

 このように色んな人と垣根なく話すため、Hさんは職員からも信頼が厚く、多くの職員が仕事上困ったことがあると、すぐこのHさんに相談に行っていました。このHさんでなければ、もしかしたら多くの仕事が滞っていたかもしれません。

ケイタ君
ケイタ君

すごくコミュニケーション力が高い上司だね

熱血漢

 熱血漢という表現が適切か分かりませんが、このHさんは、私がこういうことをしたい!と言ったら、「いいねぇ。やってみよう!」と乗ってくれました。

 私はHさんといろいろな仕事をしていましたが、日本に関する広報も自分の担当だったため、Hさんの下で、あれこれトライしてみました

 例えば、地元の新聞記者と仲良くなって、日本についての記事を書いてもらったり、会社のHPに現地の方のインタビュー記事を載せたりなど、多くのことをしてきました

 このとき、同じ感覚を持っている人と仕事をするのってこんなに楽しいものかと思いました

面倒見の良さ

 Hさんはフランス語も達者だったため、組織内のフランス語初級者向けに無料でフランス語教室を休み時間に開いていました。また、フランス語のみならず、現地職員の日本語教育まで無料で行っていました

 教えるのが好きというのもありますが、やはり面倒見が良くて、信頼されているから、部下もこういうイベントに参加するのでしょうね

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Zさん

上司のイメージ

 最後にZさん(部長)です。Zさんは、私がフランスのパリにいるときの上司でした。Zさんは私が接してきた上司の方で、ずば抜けて知能明晰で、リーダーシップにも長けていた方でした。

圧倒的な知識量と語学力

 Zさんは、ありとあらゆることに詳しくて、フランス人がどんなことを話題にしても、それに対応できるほどでした。Zさんはフランスの政治や国際関係など、ありとあらゆることをフォローするのが役目でしたが、フランスの大統領選挙などの国内政治のみならず、フランスとアフリカや中東などの関係にも造詣が深い方でした

 私はZさんの部下だったため、Zさんの一部の分野を専門として担当していたわけですが、それでも時々、私以上に詳しいことがあり、また、フランス語のニュースなども欠かさずチェックしていたため、時事ネタにも強く、「この人は本当に人間なのか。」と思ったほどでした。

 また、フランス語力も凄まじいものがありました。私の経験上の考えになりますが、フランス人はフランス語ができない相手とはあまり付き合おうとしません(私見)

 そんな中、このZさんはとっても多忙なフランス人のカウンターパートからも認められ、多忙の中でもZさんのために短時間会ってくれたり、会食に来てくれたりしました

 さらにZさんは、知的なフランス語の単語を意識して使おうとしていました。これは、自分の知性を相手に伝える上では大変有効ですが、フランス人でも難しいフランス語を東洋人が使っているだけで、フランス人はその人の見方を変えます(日本語や英語でも同じことでしょう)。

 Zさんがフランス語の会話で困っているところを見たことはありませんでした。私もNさんのようにフランス語を鍛えなければいけないなと感じました

↓合わせて読みたい↓Zさんから語学で指摘を受けたこととは!?

部内の意思統一を図る

 組織では社内の意思統一を図ることがなかなかできそうで、できないものです。Zさんの部下は私を含めて10名ほどいましたが、Zさんは毎週月曜朝の部内会議で、今週のスケジュールや部の目標などを部下に共有していました

 「そんなの普通じゃん」と思われた方もいるかと思いますが、私が働いてきた職場では、意外とこの意思統一ができていないことが多かったです。特に今の職場がそうですが、意思統一をしないと、職員はバラバラに仕事をしてしまい、組織としての一体感も醸成されにくいです。そうなったら、労働生産性も落ちていくのは当然です。

 私は会議があまり好きではありませんが、こういう会議なら、意味はあるかなと思います。

鈴木先生
鈴木先生

意味のある会議があるんだなって感じたよ。

模範を示す

 このZさんは仕事もバリバリこなすエリートビジネスマンでしたが、休暇もバリバリとる方でした。先ほど出てきた部内会議でZさんは、「夏休みはスペインの方に車で行くから、2週間ほど休みを取ります。皆さんも休みを取るように」と宣言していました。

 有給なくなってしまうんじゃないの?と心配になるくらい休んでいました。でも、今思うと、部下の我々がもっと休みを取れるように、自ら休みを積極的にとっていたのだとも思います

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この4人に共通すること

 今まで多種多様な4名の上司について見てきました。皆さんの職場には、このような上司の方はいますでしょうか

 最後にこの4名の上司に共通することを説明しましょう。皆さん、この4名の共通点って何だか分かりますか?それは、「ミスに寛容」という点です。そのため、この4人の上司の下で、私はのびのびと仕事ができました

 皆さんには尊敬できる素敵な上司がいますか?尊敬できる上司がいるだけで、仕事はぐーんと楽しくなります。また、自分が上司の立場の人は、自分が尊敬される上司をぜひ目指してみてください!

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