皆さんは、英語などの語学の聞き取りで苦労をしていませんか?
「外国人の英語って何言っているか分からない!」とか、「フランス語でのミーティングのメモ取ってみたけど、レポートにまとめられない!」とか、色んな悩みを持っていることかと思います。
私も語学の聞き取りについては、本当に苦労しました(泣)。
今日の記事では、英語などの語学の聞き取りで最も重要なことについて説明したいと思います。
この記事を読めば、外国語を聞くときに何を意識すればいいのかが分かるかと思います。
外国語の聞き取りって難しいよね。ネイティブの人の話ってとっても速いし。
僕もとっても苦労したよ。でも、聞き取りをするときに一つコツがあるから、それについてやさしく解説していくね。
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英語などの語学聞き取りで最も重要なこと
先に結論から述べたいと思います。英語などの語学聞き取りで最も重要なことは、「その話や報告のテーマが何か意識する」です。
つまり、「相手が何を言いたいのか意識する」ということです。
その話や報告のテーマを意識するって?そんなの当たり前じゃないの?
そうだね。でも、日本語ではできていても、外国語ではできていない人が意外と多いんだよ
ここからは、私の具体的なエピソードを交えながら、説明していきたいと思います。
真面目な人ほど、相手の言っていること全てを聞き取ろうとしている
私は、語学は好きでしたが、とにかくリスニングが苦手でした(泣)。
リスニング試験の際に、「なんでこんなに早いスピードで英語が流れるんだ!こんなの人間は理解できないだろう!」といつも嘆いていました(泣)。
私は今から約10年前にフランスに留学しました。
その時ですら、フランス語の聞き取りは苦手で、授業についていけず、毎回フランス人の友人から講義データをUSBメモリーに入れてもらい、何とか試験を乗り切っていました。
このときの私が頑張って聞き取ったノートを振り返ってみると、何が書かれているかよく分かりません(笑)。
とにかく頑張って、先生が言ったことをひたすらノートに書いていたようですが、後からノートを見返してみて、その内容が理解できないのであれば、そのノートは全く意味をなさないですね。
鈴木先生も、リスニングでとっても苦労したんだね
パリ滞在中での上司からのアドバイス
フランス留学中にそこそこリスニング力は上がったかと思いますが、国際会議とか少人数ミーティングの議事録を作成できるほどのリスニング力は、まだまだありませんでした。
そのような少人数ミーティングや、フランス人との会食にはフランス語ができる上司も一緒に参加していました。
毎回、報告書や議事録をあげても、その上司から赤いボールペンで真っ赤に訂正されて、毎回、自分のフランス語力のなさを嘆いていました。
そんな中、人事評価の面談のときに、その上司から間接的に「相手が何を言いたいのかをもっと意識した方がいい」とのアドバイスをいただきました。
そのときまでの私は、相手が言っていることを一語一句漏らさずに聞き取ってやる!という意気込みで毎回、会議やミーティングに臨んでいました。
でも、よく考えてみると、相手の言っていることを全て聞き取るのって無理ですよね?
そもそも人間の脳は、長時間集中することができないですし、日本語でも相手の話を全て聞き取ることは無理ですよね。
このときの上司のアドバイスで、語学の聞き取りに対する姿勢や意識が変わったね。
上司からのアドバイスでリスニングがかなり楽になった
この上司からの「相手が何を言いたいのかをもっと意識した方がいい」というアドバイスを受けてから、徐々にリスニングが楽になってきました。
相手の話には、木でいうところの幹と枝の部分があり、私は今まで幹の部分ではなく、枝の細かい部分ばかりに目が(耳が?)行っていたことに気づきました。
例えば、「本日午後7時20分頃、フランスのパリの〇〇地区の〇〇というスーパーマーケットから火事が発生しました。このスーパーマーケットは15階建てのマンションの一階にあったため、逃げ遅れた住民の方が依然としてマンションに取り残されています。現時点では負傷者の数は不明ですが、消防と警察が現場の対応に当たっています」というニュースが英語やフランス語で流れたとします。
結構、情報が多いね。外国語だったら、情報聞き逃してしまいそうだよ。
このニュースで最も重要なことは何だと思いますか?それは「火事の発生です」。
火事という単語が分からなければ、警察と消防という単語を聞き取っても、なんで現場に行っているのか分かりません。
また、「マンションに取り残されている」という情報を聞き取れたとしても、立てこもり犯に捕らわれているのか、エレベーターや階段が使用不可になって取り残されているかもしれません。
逆に「火事の発生」が理解できいれば、「取り残されている」も「消防と警察が現場で対応している」も「あ~、火事が発生しているから、住民が取り残されているんだな」と想像することができます。
フランス留学中のフランス語の授業を思い出す
フランス留学中に受けていた、大学でのフランス語の授業についての話です。
外国人なので、フランス語の授業が週二回ありましたが、ある時、ニュースなどのリスニングの題材をクラス全員で聞いて、先生の質問に答えるという授業がありました。
フランス人の先生は、今回の授業に限らないですが、「この記事は何について話していたか?」と我々生徒に問いかけていました。
そのときは、この先生の質問の真意が理解できていなかったのですが、この先生も「相手が何を言いたいのかをもっと意識した方がいい」ということを、授業で取り入れていたんですね。
苦手なネイティブの英語などの聞き取りのコツを分かりやすく解説!~まとめ~
いかがでしたか?
リスニングのポイントは、とにかく「その話や報告のテーマが何か意識する」です。
先ほどは、ニュースを例に出しましたが、会議でもミーティングでも会食での会話でも、基本的に「相手が何を一番言いたいのか」を意識するということに変わりはありません。
もちろん、外国語の聞き取りにはある程度の鍛錬が必要になりますが、この「相手が何を一番言いたいのか」を意識することは、外国語中級者から上級者になる過程で必要となります。
皆さんも、「相手が何を言いたいのか」をもっと意識して、聞き取り能力を高めていってください。
おまけ
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