皆さんも職場で意図せずミスをしてしまうことありますよね?
私も今まで職場でケアレスミスから、大きなミスまでたくさんのミスをしてきましたが、今日は仕事でのミスを減らす最も効果的な対策、つまりミスに寛容な職場作りについて解説していこうと思います!
今日の記事を読めば、仕事上のミスは個人の問題以上に、組織の問題であることが理解できると思います。
「自分はなんでこんなにミスをしてしまうんだ!」って悩んでいる方に特にオススメの記事ですので、最後まで読んでみてください!!
僕もよくケアレスミスをして、怒られることがあるなぁ。
ミスは誰でも起こすものなんだ。ミスを気にしすぎると、職場全体の雰囲気も悪くなるから、組織で対応していくことが大事なんだよ。
個人の力だけでミスを完全になくすことは不可能
まず、ミスについて考えてみましょう。ミスには様々なものがあります。
例えば、会社に損害を与えてしまう大きなミスから、内部用文書の小さなミス(例えば、漢字変換ミスなど)など様々な種類があります。また、ミスの中には防げたミスから、防ぎようのないミスもあります。
誰もミスを起こしたくてミスをしているわけではありません。でも、人間はどうしてもミスを起こしてしまいます。完璧な人間などいません。個人の力だけでミスを完全になくすことは不可能と言ってもいいでしょう。
人間はミスを起こしてしまう動物である以上、組織としても、ミスを減らす努力をしていかなければならないのです。
でもね、「ミスを起こしても仕方がない!」って言っているわけではないよ。
ミスを起こさないようにするには、組織でも対応する必要がある
ミスを起こさないようにするには、個人での努力に加えて、機械化、AIの活用、ダブルチェック体制の確立など組織としてミスを減らす対策も必要です。
ミスをしたことがない人間など存在しません。我々人間は完璧ではないのに、いちいち小さなミスを責めてくる人がいます。「なんでこんなミスに気付かないのか!?」などと、上司や同僚から言われたことがある人もいるかと思います。私も、ダメダメ上司のAさんからよくミスを指摘されて、腹が立っています。
こういうときは、「むしろミスをさせる体制を放置している上司や組織が悪い」と開き直った方がいいでしょう。皆さんも含め責任感の強い方が多いため、完全に自分が悪いと思ってしまいがちですが、組織の中で働いている以上、そのような仕事の体制を整えた組織にも責任があります。
※もしあなたの職場が組織としてミスを減らす努力をしていなかったら、転職の道を考えた方がいいでしょう。組織の文化ってなかなか変わらないですからね。転職先の真の声を知るには口コミサイトの情報が一番です。転職先の生の声を聞いて、今度こそまともな職場で働くようにしましょう!
ミスに寛容な職場作りの第一歩は、上司の意識改革から
それでは、ミスに寛容な職場作りを作っていくには、どうしたらいいでしょうか。その第一歩は、上司の意識改革です。
まず、あなたが上司だとして、部下のミスが発覚したとします。正直、上司のあなたは「これはまずいなぁ」、「なんでこんなミスをしたんだ・・・」って思うこともあるでしょう。
でも、それを表に出さずに、その部下に対して感情的にならずに、例えば、「俺もミスに気づけなかったよ、ゴメン」などと言ったら、部下はどう思うでしょうか。こう言われたら、部下としても、「申し訳ない。次からはもっと気を付けよう」というふうに感じるでしょう。
ミスに寛容な人と仕事をすると、仕事に積極的になれて楽しいよ。
このようにまず1人、1人の上司が部下のミスに寛容になることから、少しずつ職場の雰囲気を変えていきましょう。
また、部長や課長などの管理職は、係長や主任などが部下のミスに厳しいことを言ったり、責めたりしていた場合、積極的に介入する必要があります。
ミスに対する態度って人によって結構違います。「ここの職場のミスの許容範囲はここまでだよ」と、部長や課長などの管理職が係長や主任などに示していければ、徐々にミスの許容範囲が組織全体に広がっていき、ミスに寛容になっていきます。
ミスを責めると、様々な悪影響が職場に及ぶ
それでは、逆にミスを責めまくる職場だったら、どうな悪影響があるのか、具体例を通じて見ていきましょう。
ミスを責める悪影響①:職員への萎縮効果
先日、Wさんは古いデータを掲載したまま、パンフレットを印刷してしまいました。Wさんの会社はいわゆる、仕事が属人化している(個人商店化している)職場で、Wさんの仕事は、Wさん以外の人は基本的に分かりません。また、上司であるAさんは、Wさんの仕事の内容を把握しておらず、Wさんの業務のマネージメントすらできていない状態です。
Wさんはそのミスを上司であるAさんから厳しく注意されました。そのパンフレットは結局、刷り直しになりました。Wさんは次にミスをしたら、その損失を給料から天引きするとまで脅されました(これはパワハラですよね)。
Wさんはその上司Aさんの言葉を受けて、完全に萎縮してしまい、失敗したら、給料から天引きされるかもしれないという恐怖で、そのパンフレットの印刷という仕事から逃げるようになってしまいました(結局、パンフレットの印刷の仕事は隣のCさんに移りました)。
ミスを給料から天引きするって・・・パワハラだね。
ミスを責める悪影響②:上司への信頼がなくなる
Wさんはその後、始末書を書かされました。結局、始末書だけで済んで、損失分の給料からの天引きは何とか免れましたが、Wさんは、上司Bの対応に全く納得いっていませんでした。
Wさんとしては、誰もそのパンフレットをチェックをする人がいない状況の中で、1人で何度もチェックをしました。でも、Wさんは古いデータが掲載されていたことに気づくことができませんでした。
先ほども述べたように、人間は完璧な動物ではないため、誰でもミスをしてしまいます。
本来ならそのミスをしないように、ダブルチェック体制を整えるなどの対策をしないといけないはずの上司Aが、その役割を放棄して、一方的にWさんに責任を擦り付けてしまいました。
Wさんは、今回の件を受けて、上司Aから距離を置くようになり、上司Aへの信頼もなくなってしまいました。
このように、ミスを無意味に責めてしまうと、部下の上司に対する信頼度はなくなってしまいます。これでは仕事のパフォーマンスもモチベーションも上がらないですよね。
こんな責任だけ擦り付ける上司と仕事したくないよ。。。
ミスを責める悪影響③:職場の雰囲気が悪くなる
Wさんは、今回の上司Aの対応について、同僚Dに相談をしました。Dさんも、職場全体がミスを許さない雰囲気で、正直厳しいと嘆いていました。Dさんも、過去に上司Aにミスを責められて、職場にいづらくなった経験がありました。
また、Wさんが上司Aさんからミスを責められたため、Wさんの職場の雰囲気は悪くなってしまいました。始末書を書かされたとか、給料から損失は天引きという脅しを耳にしたら、次は自分かもと萎縮してしまうのは当然ですよね。
最近あったミスを責める実例・・・
また、最近あった実例をお話しします。とある業者さん(仮にHさんとします)が物品搬入のために下見に来ていたときの話です。Hさんは、下見の際に我々に対してやるべきことをはっきりと伝えておらず、そのせいで搬入に予定より時間がかかることが、搬入当日の朝に判明しました。
これに対して、同僚Sが「こういうことは、事前の下見の際に指示してもらわないと困る。これでは何のための下見だったのか分からない!」と業者のHさんに攻め寄ることがありました。私は、同僚Sの人のミスを絶対に許さない人間性のなさに唖然としてしまいました。
でも、私は「とりあえず、今できる最善のことをしましょう!」と業者のHさんに伝えました。業者のHさんは、できることを必死に対応してくれて、搬入作業は無事に終わりました。
なお、その後、業者のHさんが、同僚Sに話しかけなくなったことは言うまでもありません。
このSさんのように、立場の弱い人に強く当たる人っていますね。
仕事でのミスを減らすには、ミスに寛容な職場作りが大事!~まとめ~
いかがでしたか?最後に今日のおさらいをしておきましょう。
因みに、私はミスをどんどんしよう!と言っているのではありません。ミスが起きてしまっても、ミスの影響を最小限に抑えたり、ミスを起こさないようにするにはどうすべきかを考えた方がいいと言っているだけです。
ミスを指摘し合うのではなく、ミスに寛容になって、職場の皆さんが萎縮せずにのびのびと働ける職場を作っていきましょう!!
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