スペシャリストとは何か?同僚2人の能力比較からその意味について解説‼

スペシャリストには誰でもなれる!同僚2人の能力比較から解説‼ 上司・職場コース
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 以前、「ゼネラリストとスペシャリストどっちを目指すべき?正解はスペシャリスト‼」という記事で説明したとおり、労働生産性を重視するこれからの時代では、ジェネラリストではなく、スペシャリストが求められていきます

 でも、この記事を書いてから、読者の方から、以下のような質問をいただきました。

読者の方からの質問
「スペシャリストの重要性は何となく分かったけど、私には専門性と呼べるような能力も技能もないです。どうしたらいいですか?」

 すごく当然の質問かと思います。スペシャリストって聞くと、プログラミングや語学などの分かりやすい資格や技能を思い浮かべがちですが、今日は、皆さんの普段の仕事の中での得意なことも立派な専門性だということについて説明したいと思います。

 今日の記事を読めば、自分のちょっとした得意なことが専門性になることについて理解を深めることができると思います。

 「自分には専門性がない!」と嘆いている社会人や学生の方や、部下の専門性を高めたいと考えている上司の方に特にオススメの記事ですので、ぜひ最後まで読んでみてください!

ケイタ君
ケイタ君

僕には専門的な知識なんてないよ。。。

専門的な知識だけが専門性じゃないんだよ。もっと広い意味で専門性を捉えた方がいいよ。

鈴木先生
鈴木先生

この記事で分かること
・自分のちょっとした得意なことが専門性になることについて理解を深めることができる。
・専門性を他の人より秀でた能力と仮定すれば、ちょっとした得意分野も立派な専門分野になることが分かる。

鈴木先生
鈴木先生

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同僚TさんとKさんの能力を比較

 スペシャリストの専門性を分かりやすく説明するために、同僚TさんとKさんに登場していただきます。皆さんは、Tさん・Kさんの能力などを見て、どちらがスペシャリストか当ててみてください。

同僚Tさんのステータス

同僚Tさんのイメージ

・仕事は何でもそつなくこなす万能型。強いて言えば、多少会計業務が得意。
・人当たりもよく、人から嫌われるようなタイプではない。
・上司からの評価もほどほどに高い。どちらかと言えばイエスマンタイプ。
・比較的正確に仕事をこなすが、細かいことはあまり気にしない。
・仕事はどちらかというと淡々とこなすタイプ。

同僚Kさんのステータス

Kさんのイメージ

・議事録や会議の資料などの文章を書くのが比較的苦手。
・会計や経理などの細かい数字を扱う業務が苦手。
・パワーポイントのイラストや、デザインが得意。
・丁寧なメールの執筆や、電話やお客さんとの接客・対応が上手。
・資料などの細かいミスをやんわりと指摘してくれる(指摘されても嫌だとは思わない)
・ちょっとした気遣いや感謝の気持ちを忘れない。

ケイタ君
ケイタ君

なんか、Kさんの方がTさんより特徴がありそうだね。

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Kさんの方が、Tさんより専門性がある!?

 TさんとKさんのステータスを見ていただきましたが、どちらの方が専門性があると思いましたか?そう、ケイタ君と同じように、Kさんの方が専門性があることになります。どうしてでしょうか。順番に見ていきましょう。

Kさんの得意分野=専門性

Kさんの方が専門性ある!?

 まず、Kさんの得意分野は以下の3点です。

・パワーポイントのイラストや、デザインが得意。
・丁寧なメールの執筆や、電話やお客さんとの接客・対応が上手。
・資料などの細かいミスをやんわりと指摘してくれる(指摘されても嫌だとは思わない)

 私は、この3点において、Kさんの方が私より専門性が高いと考えており、デザインや、資料の出来などについてKさんによく相談をしています。私には美的センスが全くないので、この点は本当に助かっています。

 専門性というのは、知識や経験だけでなく、このようなちょっとした得意分野も含まれると考えていますなぜなら、専門性を他の人より秀でた能力と仮定すれば、得意分野も立派な専門分野になるからです

 また、この得意分野って、なかなか努力だけでは身につかないものが多いです。

 例えば、デザインやイラストはかなりの部分をその人のセンスに依存していますし、細かい点に気付く、気付かないというのもその人の性格や気質に依存しています。

 これらは努力すればある程度、身につくかもしれませんが、私は身につく気がしません(泣)。だったら、現時点で自分より優れている方の能力を利用する方が、組織全体の労働生産性が上がりますし、頼られる方も自分の存在価値を見出すことができ、仕事へのモチベーションも上がると思います。

Tさんの特徴が思いつかない

Tさんの特徴が思いつかないイメージ

 もう一人のTさんの特徴って何か覚えていますか?「う~ん、イエスマン!」くらいにしか答えが出ない方が多いのではないのでしょうか。

 一応説明しておきますが、Tさんの特徴を敢えて書いていないのではなく、本当にこれくらいしか特徴がないのがTさんなのです(Tさん、すみませんm(_ _)m)。

 いつも難なく仕事をこなしていますが、いざ立ち止まってみて、「あの人、何ができる人だっけ?」と考えると、残念ながら「何も思い浮かばない」ですね

鈴木先生
鈴木先生

こういう人は、専門性があるとは言えないね。

仮にKさん・Tさんが転職活動をすることになった場合、どちらが有利か。

転職のイメージ

 仮にKさん・Tさんが転職活動をすることになった場合、どちらが有利でしょうか。もちろん、採用する企業によって採用基準は異なりますが、少なくともKさんの方が、自分の得意・不得意がはっきりしているため、自分の進むべき道が分かりやすいでしょう

 例えば、Kさんは接客が上手なため、営業職に向いているかもしれませんし、イラストやデザインが得意なため、この関係の仕事も見つけやすいかもしれません。

 一方のTさんは、残念ながら、ほとんど特徴がないため、同業者に転職するか、若さを売りに新たな職種を開拓するかの二択しかありません。

鈴木先生
鈴木先生

僕も転職2回しているから、自分の得意・不得意分野というのは意識しているよ。

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Kさん・Tさんを生かすのは上司次第

 私はKさん、Tさんとよく仕事をするため、ある程度の彼らの能力を把握していますが、今の私の上司ははっきり申し上げて、彼らの能力をしっかり理解していません。そのため、Kさんは自分の得意な分野の仕事に十分な時間をかけられなくなっています

 実際、Kさんは苦手な議事録作成に悪戦苦闘し、得意な接客に時間をかけることができなくなっています。議事録作成は何でもそつなくこなせるTさんに任せて、Kさんは接客などに専念していただいた方が、Kさん自身も相手も満足するでしょう。

 このように、労働生産性が重視されるこれからの時代は、部下の得意・不得意を把握することが上司に強く求められます。同じ仕事をとりあえず部下に平等に振ることは、職務放棄と言っても過言ではありません。

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スペシャリストとは何か?同僚2人の能力比較からその意味について解説‼~今日のまとめ~

 いかがでしたでしょうか。専門性って知識や経験だけでなく、ちょっとした得意分野も含まれるということが多少なりともご理解いただけたかと思います。

 あなたが好きなこと、得意なことって実はとても凄いことなんです!!

 人間はお互い支え合いながら生きています。ある人は魚を捕るのが得意だけど、ある人は魚を料理することが得意といったように、皆それぞれ異なった能力や趣向を持っています。

 だったら、その異なった能力や趣向をもっと職場で生かしていけたら、とっても効率的に、かつ楽しく仕事ができないでしょうか。そのためにも、これからの上司はますます部下の能力や趣向を見ていくことが必要不可欠になるでしょう。

最後に(おまけ)

 じゃあ、部下の得意分野も把握できないような上司や組織で働かないといけない場合、どうしたらいいでしょうか。

 答えは2つしかありません。転職か、起業のみです(FIREできるほどの資産がある人は除きます)。早くおさらばした方がいいでしょう(と自分に言い聞かせています!)。

 上司の能力や組織の文化というものは、なかなか変えることができませんそのような組織で、働き続ける意味ってありますでしょうか。唯一あるとしたら、このブログのネタを毎回提供してくれることくらいで、それ以外は本当に得るものがありません。

 転職をするにあたっては、転職先の口コミ情報を見ることが大事です。そこには求人広告には出ない真の内情が書かれていますから。

 私は今の会社に転職する前に、以下の「転職会議」というサイトに会員登録して、今の会社を退職した人たちなどの心の叫びをよく読んでいました。今振り返ってみても、「やっぱりそうだよね。もっと真剣に意見を見ておけばよかった」と思えるくらい、内容が正確です。

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