こんにちは!前の会社でテレワークを1年ほど経験したことがある鈴木ケイタです。
コロナを機に、テレワークがかなり企業の間に浸透しましたね。でも、こんな声も聞こえてきそうです。
「テレワーク不可が会社の方針だから、事務職なのに、テレワークできないんだよね」
「以前はテレワークしていたんだけど、効率が悪いから、今はテレワーク不可になった」
今日は、テレワークを導入できる業種にも関わらず、テレワークに反対している会社が行っていないことを4つ説明していきます。これを読めば、今の会社でもテレワークができるかもしれないことが分かるでしょう。

僕のお父さんの会社もテレワークできるのに、
会社がテレワーク許可してくれないって嘆いていたよ。
そういう会社がまだまだ多いのも事実だけど、
今日はテレワーク実現に向けたヒントを4つ教えるね

この記事の信憑性
・筆者はテレワークが難しい業界(公務員)であった前職で1年ほどテレワークを経験。
・現職はテレワークができる環境にありながら、組織が頑なにテレワークに反対している。
テレワークのメリット
メリットを簡単に復習
まず、働く側のテレワークのメリットについて簡単に見ていきましょう。もう社会でかなり認知されているので、詳しくは説明しませんが、復習だと思って、見ていきましょう(企業側のメリットについては別の機会に説明します)。
テレワークのメリット
・通勤の負担がなくなる。住む場所の選択肢が増える。
・働く場所が固定されず、自由に選べる
・育児、家事、介護などと両立できる
・今までより自由な時間が増える
理想の時間配分「8・8・8」の実現に不可欠なテレワーク
以前の記事で理想の時間配分「8・8・8」を目指そう!という記事を書きました。「8・8・8」というのは、仕事に8時間、家族や自分のために8時間、睡眠に8時間使って、人生を豊かに過ごそう!という生き方のことを言います。
テレワークにより、通勤時間がなくなり、育児や家事などとも仕事が両立できて、今より自由な時間が増える可能性が高まります(確かにテレワークで遅くまで残業をしているパターンもありますが)。
そのため、社員のことを大事に考えている、テレワークが導入可能な業種であれば、テレワーク導入以外の選択肢はないと思います。
合わせて読みたい
テレワーク反対の会社が行っていないこと4選

これからテレワーク反対の会社が、テレワーク実現のために行うべきことを4つ説明します
ZoomやTeamsなどのオンライン会議ツールなどの導入
まずは、ハード面からの取り組みになりますが、ZoomやTeamsなどのオンライン会議ツールを導入しましょう。Zoomは会議しかできませんが、Teamsは会議に加え、チャットやデータの共有などもできて、たいへん便利です。
また、テレワークになると、会社の共有フォルダに入れない!ということが往々にしてありますが、データ共有サイト(例えば、Google DriveやBoxなど)を使用すれば、問題ないかと思います。
これらのハード面については深入りしませんが、ハード面はテレワークを導入していない企業でも意外と整っていませんか?私の会社はGoogleの各種サービスやBoxを使用しているため、テレワークを導入する基盤が整っています(なのにテレワーク不可。WHY!?)

会社と在宅等で行う業務の仕分け
次にソフト面について見ていきましょう。テレワークを実現していない会社は、「テレワークをすると、みんなメールだけ見て、サボってしまう」とか、「在宅でできる仕事がない」などと不平をいうことが多い印象です。
でも、本当に在宅でできる仕事ってないのでしょうか?まず、今の仕事を細分化してみましょう。例えば、事務職の場合は下のとおりに細分化できるかと思います(ごく簡単ではありますが)。
・メール(閲覧、作成、返信、添削など)
・報告書(閲覧、作成、添削など)
・電話応対
・窓口対応
・ミーティング(日程調整、資料作成、議事録作成など)
・同僚との簡単な相談、打ち合わせ
これらのうち、本当に会社でないと対応できないものはどれでしょうか。実はどれもテレワークで対応可能です!

え?電話対応や窓口対応は会社じゃないとできないでしょ?
それは、交代制の勤務体制にすれば解決できるね

チームA、チームBなど交代制の勤務体制にする
基本的に窓口や電話対応は会社でしかできない仕事になります(私の前職では、自分の内線番号にかかってきた電話が自分の携帯電話に転送される仕組みができていたので、すべてが会社でしか対応できないというわけではありません)。
でも、係が4人いたとして、Mさん、WさんはAチーム、Yさん、SさんはBチームという感じで、チームを分けて、Aチームが出社するときは、Bチームが在宅勤務、次の日はAチームが在宅勤務で、Bチームが出社というように交代で勤務したらどうでしょうか。これなら、窓口や電話対応もどちらかのチームが対応できますよね。

そうだね!でも、そうしたら
出社する人たちの方が仕事の負担が多くならない?
そうならないように、中間管理職以上の人が
よく仕事をマネージメントする必要があるんだ。


中間管理職以上のマネージメント
ケイタ君の疑問ももっともです。恐らく多くの会社でテレワークが上手くいっていない原因が、「中間管理職以上のマネージメントのなさ」ではないかと思います。
管理職の方が、例えば「これと、これは在宅勤務でできるから、明日在宅勤務のMさんよろしくね」とか、「この仕事は出社しないと、仕事の効率が上がらないと思うから、Yさん、出社時にこの仕事よろしくね」とか、「出社組の仕事が多いから、この仕事はテレワーク組で頑張って」などマネージメントできていれば、テレワークは上手くいくと思います。
今の職場で、隣の課の係長(中間管理職)の方が、「テレワーク中は仕事がなくて、時々メールチェックするだけで、すごく暇だったよ」と言っていました。この瞬間に私は、「こういう人がいるから、テレワークができないんだな。そもそもテレワーク中の仕事を決めるのはあなたでしょ。自覚なし」ととても残念に思いました。
最後に
「テレワークしたら、効率が落ちるんじゃないの?」という批判の声も聞こえてきそうです。確かに仕事の内容によっては、そうかもしれませんが、例えば、報告書の作成や、メールの閲覧等は家の方がはかどることの方が多いでしょう。なぜなら、あなたのペースを乱す外部からの電話や上司からの口頭の指示もないからです(職場との連絡手段は基本的にチャットにする前提です)。
以下の記事でも説明しましたが、これからの時代は、各自がそれぞれの仕事の内容を把握して、最も労働生産性の高い場所で仕事をすることが求められていくと思います。
テレワークはこの仕事の内容で働く場所を変えるには欠かせない手段です。会社は社員の「8・8・8」が実現するように努力する必要があります。もしそのような努力を怠る会社があれば、今日教えた4つの方法を試みてみるか、最悪転職や起業をするしかないかと思います。
皆さんの夢、理想、幸福の実現のためにもテレワークの導入を積極的に行っていきましょう!
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