今度、初めて海外赴任することになったけど、何から準備したらいいか、分からなくて困っている人
✅今度、初めて海外赴任することになったんだけど、何から準備したらいいか分からなくて困っているんだ。
✅職場の海外赴任したことのある先輩からアドバイスはもらっているんだけど、何かやることがありすぎて、優先順位がつけられなくて、困っているよ
✅海外赴任が決まったら、情報量が多い「すぐやることリスト」ってないのかな。。。
初めての海外赴任は「何から手を付けたらいいか」分からないよね。今日は海外赴任が決定することが多い「赴任3ヶ月前」に「すべきこと15選」について説明していくね。
- 海外赴任の準備リスト①:「単身赴任」or「配偶者・お子さんも帯同」を決める
- 海外赴任の準備リスト②:会社がどこまでサポートしてくれるか確認
- 海外赴任の準備リスト③:パスポートの発行・有効期限の確認
- 海外赴任の準備リスト④:渡航前に健康診断を受ける
- 海外赴任の準備リスト⑤:予防接種(必要な場合のみ)
- 海外赴任の準備リスト⑥:虫歯などの治療を終わらせる
- 海外赴任の準備リスト⑦:赴任国への航空券を探す(会社が航空券を予約してくれない場合)
- 海外赴任の準備リスト⑧:就労ビザ(査証)の申請
- 海外赴任の準備リスト⑨:持ち家の売却や貸出に関する情報収集(必要な場合のみ)
- 海外赴任の準備リスト⑩:赴任先に関する情報収集
- 海外赴任の準備リスト⑪:現地で使われる外国語の勉強
- 海外赴任の準備リスト⑫:日本文化・歴史・宗教などについての勉強
- 海外赴任の準備リスト⑬:在留届の提出 (赴任後でも可能)
- 海外赴任の準備リスト⑭:自動車運転免許証の取得 (必要な場合のみ)
- 海外赴任の準備リスト⑮:ペットの手続き(必要な方のみ)
- 【渡航3ヶ月前編】海外赴任準備リスト15選について徹底解説!~まとめ~
海外赴任の準備リスト①:「単身赴任」or「配偶者・お子さんも帯同」を決める
海外赴任が決まったら、まず以下のことを家族で話し合って決めましょう。
確かに海外赴任ってとっても重要なことだから、家族でよく話し合う必要があるね。
そうなんだ。因みに僕は以下の記事で関連する情報を紹介しているから、参考にしてみてね。
海外赴任の準備リスト②:会社がどこまでサポートしてくれるか確認
海外赴任が決まったら、まず「会社がどこまで海外赴任のサポートをしてくれるか」を確認しましょう。主な確認事項は以下のとおりです。
「海外赴任者に対する会社のサポート内容」に関する
主な確認事項
確認事項 | 具体的な確認内容 |
---|---|
事務手続き | 「航空券」、「一時滞在ホテル」、「就労ビザ申請」などの手続きを行ってくれるか |
海外赴任時の給料 | 「手当の有無と手当の具体的な内容」、「給与の振込先:日本の口座or海外の口座」、「受取通貨」※など |
赴任国への引越し | 「引越し費用補助の有無」、「家具などの保管の有無」、「引越業者の紹介or手配があるか」 など |
赴任国での住居 | 「会社が探してくれるのか」、「自分で探す必要があるのか」 |
海外赴任者向け保険 | 「保険の手続きは自分で行うのか」、「保険への補助があるか」など |
なるほどね。まずは「会社がやってくれること」と「自分でやらなければいけないこと」をちゃんと区別することから始めるんだね。
そうだね。海外赴任の準備はとにかく大変だから、「会社がどこまでサポートしてくれるか」は詳しく確認しておこうね。
海外赴任の準備リスト③:パスポートの発行・有効期限の確認
まず、海外赴任が決まったら、パスポートを持っていない人は新しく作り、パスポートの有効期限が切れそうな人は、パスポートの更新をしておきましょう。
「パスポートの作成・更新」は、「都道府県庁」もしくは「お住まいの地方自治体」の窓口で可能です。
パスポートを作ったり、更新したりするのって、どれくらい時間がかかるの?
「申請から受領までに通常1週間程度※」はかかるよ。海外赴任直前に「パスポートの有効期限が切れてる‼」ということにならないように、早めに申請しておこうね。
パスポートに関する注意点①:18歳未満の未成年者は、基本的に「5年間有効のパスポート」しか持てない
18歳未満の子どもも赤色のパスポート(10年間有効)を発行できるの?
実は、18歳未満の未成年者は基本的に「5年間有効なパスポート」しか申請できないんだ※。意外と知られていないので、お子さんと海外赴任される方は覚えておきましょう。
パスポートに関する注意点②:パスポートの有効期間が足りないと、入国できないケースもある
自分のパスポートを確認したら、有効期間があと1年あったよ。これなら、3ヵ月後の海外赴任のときも大丈夫だね。
そう考えがちだけど、有効期間が1年未満の場合は、今のうちにパスポートを更新しておいた方がいいよ。理由は以下のとおりだよ。
なるほどね!僕は心配性だから、今のうちにパスポートの更新をしておくよ。入国拒否になったら、最悪だもんね。
海外赴任の準備リスト④:渡航前に健康診断を受ける
次にやるべきことは「海外赴任前に健康診断を受ける」ことです。この健康診断は超大事です。その理由は以下のとおりです。
なるほどね。健康な人じゃないと、確かに長い海外赴任生活は乗り切れないもんね。
そうだね。僕の場合は特に問題なく、無事に海外赴任できたよ。あと、家族を帯同させる方は必ず家族にも健康診断を受けさせましょうね。
海外赴任の準備リスト⑤:予防接種(必要な場合のみ)
次にやることは「予防接種」です。ワクチンの種類によっては、入国の条件になっていることもあるので、早めに赴任国の入国に必要なワクチンを調べておきましょう。
予防接種の 種類 | 対象 |
---|---|
黄熱病 | ・感染リスクのある地域に渡航する人 ・入国に際して証明書の提示を求める国へ渡航する人 |
A型肝炎 | ・流行地域に渡航する人、70歳以下 |
B型肝炎 | ・血液や体液に接触する(受診や性行為など含む)可能性のある人 |
破傷風 | ・渡航先の仕事や辺境地への旅行などでケガをする可能性がある人 |
狂犬病 | ・動物研究者など、動物と直接接触する人 ・イヌやキツネ、コウモリなどの哺乳動物が多い地域へ行く人で、特に医療アクセスが良くない地域へ行く人 |
ポリオ | ・流行地域に渡航する人 |
日本脳炎 | ・流行地域に長期滞在する人(主に東南アジアでブタを飼っている農村部) |
麻しん 風しん | ・疾患への免疫が不十分な人 |
インフルエンザ | ・流行時期または流行地域に渡航する人 |
髄膜炎菌 | ・流行地域に渡航する人、留学等に際して証明書の提示を求められる人、学生寮や宿舎での共同生活を予定している人 |
アフリカなどの発展途上国に赴任される方は、入国時に黄熱病の接種証明書(通称イエローカード)を見せなければならないので、必ず接種しておきましょう。また、国内で黄熱病を接種できる場所はかなり限られるので、以下のHPから接種場所を確認しておきましょう。
▷▷黄熱病ワクチンが接種できる機関の一覧はこちら
(厚生省検疫所HP:「黄熱に注意しましょう!」ページ)
また、必須ではないですが、「A型肝炎」の予防接種のように、複数回接種が必要なワクチンもあります。そのため、渡航前までに接種が完結するように早めに接種計画を決めておきましょう。
なるほどね!赴任先の入国条件や衛生環境を早めに調べて、必要なワクチンを接種すればいいんだね。
お子さんの予防接種は可能な限り日本で打っておこう!(お子さんを帯同させる場合)
黄熱病などのワクチン接種に加えて、お子さんへの接種が義務付けられている「予防接種」も日本にいる間に可能な限り受けておきましょう。その理由は以下のとおりです。
日本とフランスでは、接種回数も接種時期も異なるワクチンがある場合があります。例えば、小児肺炎球菌のケースを見てみましょう。
接種回数 | 推奨接種 時期(1回目) | 推奨接種 時期(2回目) | 推奨接種 時期(3回目) | 推奨接種 時期(4回目) | |
---|---|---|---|---|---|
日本 | 4回 | 生後2ヶ月 | 生後3ヶ月 | 生後4ヶ月 | 1歳 |
フランス (2023-2024) | 4回 | 生後2ヶ月 | 生後3ヶ月 | 生後4ヶ月 | 1歳 |
フランス (2020) | 3回 | 生後2ヶ月 | 生後4ヶ月 | 生後11ヶ月 | なし |
2024年時点では同じだけど、2020年の時は、接種回数が1回少なくて、接種時期も異なっているね。
そうだね。特に1歳未満のお子さんは「生ワクチン」の予防接種を何回か打たなければいけないから、赴任が決まったら、すぐ赤ちゃんの予防接種のスケージュールを確認しておこうね。
海外赴任の準備リスト⑥:虫歯などの治療を終わらせる
海外赴任前に虫歯や持病などをお持ちの方は、日本で治療を終わらせておくことをオススメします、理由は以下のとおりです。
うわぁ…。最悪、命にかかわることだから、日本で治療を終わらせておきたいね。
そうだね。僕は赴任前に「逆流性食道炎」を何とか克服したんだ。参考までにその時の話を電子書籍にまとめたので、興味のある方は覗いてみてくださいね。
因みに、主要国では日本語対応が可能な病院も結構あります。フランスの例になりますが、参考までにその病院リストのページを以下に貼っておきますね。
海外赴任の準備リスト⑦:赴任国への航空券を探す(会社が航空券を予約してくれない場合)
次のやることは「赴任国への航空券を探す」ことです。このタイミングで航空券を探し始めた方がいい理由は以下のとおりです。
なるほどね。その前に赴任日も決めておく必要があるね!
そうだね。海外赴任の航空券の予約は、短期間の海外旅行の航空券とは異なるところがあるから、「海外赴任用航空券の予約に強い旅行会社・サイト」のサイトから予約することをオススメするよ。
※因みに、海外赴任の航空券には「片道航空券」or 「オープン(OPEN)」or「フィックス・オープン(FIX・OPEN)の航空券がおすすめです。
海外赴任の準備リスト⑧:就労ビザ(査証)の申請
「パスポートの取得や更新」が終わったら、可能な限り早く就労ビザ(査証)の申請を赴任国の在日大使館に申請をしましょう。早く申請する必要がある理由は以下のとおりです。
就労ビザ(査証)の取得は大体、会社が対応してくれることが多いので、赴任が決まったら、早めに会社の担当部署に相談しましょう。
※就労ビザ(査証)に必要な書類は国によって異なるため、申請に必要な書類は各国の在日大使館のHPを確認しましょう。
海外赴任の準備リスト⑨:持ち家の売却や貸出に関する情報収集(必要な場合のみ)
海外赴任が決まったら、「自宅をどうするのか」決めなければいけません。具体的には以下の3つの方法があります。
ここからは上記の1~3について簡単に説明をしていきます。
海外赴任を機に思い切って自宅の売却をする
私の元同僚の海外赴任経験者の中には、「いつ日本に帰国できるか分からない」、「日本に帰国しても、どこの事務所に配置されるか分からない」という理由で、自宅を思い切って売却した方がいました。
自宅の売却って、イメージしただけでもとっても時間がかかるのが分かると思います。
でもさぁ、まずは自宅の査定をしてもらわないといけないんだよね。査定って大変だよね。
そう思うよね。でも、オンラインなら簡単に査定できるよ。査定価格を見てから、「売却をするか、しないか」を決めるのがオススメだよ。不動産一括査定サイトなら以下の3サイトが特にオススメだよ。
もし「不動産一括査定サイトの特徴やレビューについて、もっと知りたい!」という方は、以下の記事で詳細に説明していますので、参考にしていただければと思います。
海外赴任中だけ自宅を貸し出す
次は、「海外赴任中だけ自宅を貸し出す」です。これも私の元同僚の方が、海外赴任中に自宅を貸し出していました。
「海外赴任中だけ自宅を貸し出す」ことのメリット・デメリットを確認しておきましょう。
メリット
・貸出期間中は借主から賃料を取れるため、副収入が発生する。
・人が住まないと劣化していく自宅を貸出することにより、自宅の劣化を防げる。
デメリット
・一時帰国中の滞在先を別途、確保する必要がある。
・海外に持って行かない家具・家電は 実家やトランクルームなどに保管 あるいは処分などする必要がある。
この「メリット」と「デメリット」を比べてみて、「メリット」が勝るなら、以下のような「賃貸相場が分かるサイト」でまずは「いくらで貸せるか」を調べておきましょう。
▷▷【いくらで貸せるか無料でチェックしてみる】
(「マンション貸す.com」公式HPに飛びます)
自宅を空き家にする
自宅を空き家にしておくこともできるよね?その際に注意しておくことはないかな?
自宅を空き家にしておくときの主な注意点は以下のとおりだよ。
ここでは「1.管理体制を確立しておく」、「2.セキュリティ対策を確立しておく」、「4.基本料金なしの電力会社への切り替えを検討する」について簡単に説明しておきます。
自宅を空き家にしておくときの主な注意点①:管理体制・セキュリティ対策を確立しておく
まず、「管理体制・セキュリティ対策を確立しておく」ですが、主に以下の3つの方法で自宅を管理することができます。
⇒まずは気軽に「ALSOK」と「セコム」に資料請求をしてみましょう(クリックすると、各社の公式HPに飛びます)。
自宅を空き家にしておくときの主な注意点②:少量でも電気を使う場合は、基本料金なしの電力会社への切り替えを検討する
また、「ALSOK」と「セコム」などの留守宅サービスを使わない人でも、空き家の換気だけはしておく必要があります。換気しないと、家がどんどん劣化していきますからね。
換気扇など最低限の電気を留守宅でも使用する場合は、「基本料金なしの電力供給会社」への切り替えをしておくと、基本料金分払わなくて済むので、お得になりますよ。詳細は以下の記事を参考にしてください。
海外赴任の準備リスト⑩:赴任先に関する情報収集
今までは国内での手続きや準備に関するものでしたが、ここからは「赴任国での生活に直結する」準備について説明します。
まずは、赴任国に関する情報収集です。主な情報収集の方法は以下のとおりです。
赴任国に関する主な情報収集の方法
一番の方法はやっぱり「赴任経験者からアドバイスなどをもらう」でしょうね。因みに、本ブログの「海外赴任準備コース」も参考になる点があると思います。
あと、アフリカ駐在を予定されている方には、私が執筆した駐在記(電子書籍)を良かったら、参考にしてください。
どのような情報を収集すべきか
海外赴任に先立って、まず調べておきたい赴任国の主な情報は以下のとおりです。
因みに、「赴任準備コース」では海外に持って行くべき日本食、家電、便利グッズなどを紹介しています。参考にしていただければと思います。
海外赴任中にお子さんが通う学校に早めに連絡しておこう!
特にお子さんと赴任される方は、早めに現地の学校に連絡をしましょう。海外での学校の種類は以下の5つです。
※2 補習授業校は、現地の学校や国際学校(インターナショナルスクール)等に通学している日本人の子どもに対し、土曜日や放課後などを利用して国内の小学校又は中学校の一部の教科について日本語で授業を行う教育施設(参照:文部科学省HP「在外教育施設の概要」ページ)
また、赴任国での主な学校の通い方は以下のとおりです。因みに私は日本人学校も補習授業校もないアフリカに赴任していたので、仕方なく「インターナショナルスクール」に子どもを通わせていました。
日本人学校は連絡が付きやすいと思いますが、「インターナショナルスクール」や「現地校」はメールを出しても、返信が遅い、もしくは返信が来ないこともあるので、早めにインターネットで学校を調べて、コンタクトを取りましょう!
海外赴任の準備リスト⑪:現地で使われる外国語の勉強
海外で生活していくには、外国語の学習は不可欠です。赴任が決まったら、「参考書」、「オンラインレッスン」など自分の好みに応じて、赴任国の言語を学び始めましょう!
参考までに本ブログで紹介している語学学習関連の記事のリンクを貼っておきますので、興味のある方は覗いてみてください。
マイナー言語の国に赴任される方には「欧米アジア語学センター」がオススメ!
あのさぁ、英語やフランス語以外のとってもマイナーな言語の国に赴任する場合は、どうやって勉強したらいいの?
そういう場合は、40ヶ国対応の語学教室で、小島よしおさんが副校長を務める「欧米アジア語学センター」がオススメだよ!取り扱っている言語は以下の通りだよ。
「欧米アジア語学センター」が取り扱っている言語一覧
欧州
北・中・南アメリカ
東アジア
東南アジア
西アジアなど
うぁ!ペルシャ語やシンハラ語などのマイナー言語もちゃんと勉強できるんだね!
そうだね!しかも、「オンライン対応可」で「海外赴任・ご家族コース」も用意されているんだ。参考までにこの語学学校のリンクを貼っておくね。
▷▷「欧米アジア語学センター」のHPを見てみる
(欧米アジア語学センターの公式HPに飛びます)
海外赴任の準備リスト⑫:日本文化・歴史・宗教などについての勉強
次に、渡航3ヶ月前にやることは「日本文化・歴史・宗教など日本についての勉強」です。意外と見過ごされやすい点ですが、海外で生活をしていると、現地の方々から以下のような質問を受けることがあります。
そうかぁ。海外赴任ってどうしても海外のことばかり気になってしまうけど、現地の人と話すときに、日本のことを聞かれて、答えられなかったら、恥ずかしいもんね。
そうなんだ。僕もそれで恥ずかしい思いを何度も経験しているから、今のうちに「日本のこと」について勉強しておこう!僕も読んだことのあるオススメの本を3つ紹介しておくね。
これらの日本理解のため書籍に加えて、以下の記事で紹介している良書を読めば、世界をもっと理解できるようになりますよ!しかも、読書嫌いの私でもスラスラ読めた本だけを厳選!
海外赴任の準備リスト⑬:在留届の提出 (赴任後でも可能)
最後は「在留届の提出」です。3ヶ月以上海外に滞在する場合は「在留届の提出」は義務なので、海外赴任が決まったら、早めに提出しておきましょう!
あれ?「在留届」って赴任国に着いてから、提出するものじゃなかったっけ?
今まではそうだったんだけど、2024年5月から「日本出発90日前から、住所が確定していなくても届出が可能※」になったんだ。出発前に在留届を提出しておくメリットは以下のとおりだよ。
なるほどね!確かに在留届の提出は忘れがちだから、早めに提出した方がいいね!
そうだね。因みに赴任後は「現地の住所と電話番号」を追加で提出する必要があって、提出がないと、「入力してください!」というお知らせメールが届くよ。
海外赴任の準備リスト⑭:自動車運転免許証の取得 (必要な場合のみ)
赴任先がパリやソウルのように公共交通機関が発達している都市なら、運転する必要はないですが、公共交通機関が発達していない国・都市の場合は、どうにかして車を使って、移動をする必要があります。その場合の具体的な車の運転方法は以下の3つです。
なるほどね。配偶者も仕事などで毎日、自宅にいるわけではないし、運転手を雇うのもお金や手間もかかるから、やっぱり自分で運転した方がいいね。
海外で自分で運転ができないと、苦労することが多いから、海外赴任前に自動車免許証を取得しよう。以下のような「合宿免許」で自動車免許を取得するのもアリだよ。
海外赴任の準備リスト⑮:ペットの手続き(必要な方のみ)
一緒に暮らしている愛犬・愛猫と離れるのは寂しいですよね。でも、必要な手続きを行えば、ペットと一緒に海外赴任することも可能です。 まずは、海外赴任が決まった場合のペットに関する選択肢を確認しておきましょう!
ペットも大事な家族の一員だから、やっぱり一緒に海外赴任したいよね。。。
僕も昔、犬を飼っていたから、その気持ちよく分かるよ!これから、海外赴任時にペットを連れていく手続きや注意点などについて説明していくね。
【ペットとの海外赴任】必要な手続きの流れ
まずは、大切なペットと一緒に海外赴任するために必要な手続きを簡単に確認しておきましょう。
なんか手続きがとっても複雑そうだね。。。
そうだね。これからなるべく分かりやすく、丁寧に説明していくね。
【ペットとの海外赴任】必要な手続き①:渡航先の国に入国するための条件の確認
まず、「渡航先の国に入国するための条件の確認」を確認します。日本にある各国大使館や赴任国の動物検疫機関のHPなどから必要な条件をチェックしましょう!
【ペットとの海外赴任】必要な手続き②:ペットが日本へ戻ってくる可能性がある場合の手続きを調べておく
ペットの持ち込みに必要な手続きや書類が調べ終わったら、海外赴任後の日本への帰国の際に必要な手続きも調べておきましょう!大体、以下のことを行う必要があります。
※狂犬病抗体価検査は、動物病院で採血を行い、日本の農林水産大臣が指定する検査施設で検査を行ってください
う~ん、難しい言葉が並んでて、よく分からないよ。とにかく手続きが複雑なのは理解できたけど。。。
そうだね。でも、これらの手続きをしておくと、「海外での180日間の輸出待機」が不要になって、「日本帰国時の係留期間を12時間以内」にすることができるんだよ。予めやるべきことを確認しておこうね。
【ペットとの海外赴任】必要な手続き③:渡航先の入国条件を満たす処置(予防注射など)の実施
次に必要となる手続きは、「渡航先の入国条件を満たす処置(予防注射など)を行う」です。赴任国に入国するための条件(一例)を確認しておきましょう(なお、国によって入国条件は異なります)。
やること多いね・・・例えば、フランスだと、どんな手続きをしないといけないの?
日本にあるフランス大使館のHPには、以下の書類や手続きが必要と記載されているよ。
なるほど!フランスにペットを持ち込むときは、「①健康証明書(輸出検疫証明書でも可)」、「②狂犬病ワクチン接種証明書」、「③マイクロチップの装着」の3つが必要なんだね!
そうだね。必ず、赴任先の入国条件を確認してから、必要書類や手続きを1つずつ進めていこうね!
【ペットとの海外赴任】必要な手続き④:輸出検査の申請
次に必要な手続きは「輸出検査の申請」です。【ペットとの海外赴任】必要な手続き③で取得した証明書をメールで検査を希望する動物検疫所(成田・羽田・関空などの連絡先を記載)へ提出します。輸出検査の申請に必要な書類や手続きは以下のとおりです。
あと、輸出検査の申請の際には、以下の2点には気を付けましょう。
よし、次が最後の手続きだね!もうちょっとだ!
【ペットとの海外赴任】必要な手続き⑤:輸出検査(輸出検疫証明書の交付)
いよいよ、最後の手続きですね。最後の手続きは「輸出検査(輸出検疫証明書の交付)」です。輸出検査の手続きや注意点などを以下にまとめました。
詳細は動物検疫所公式HP「犬・猫等の輸出検査予約について」でも確認できます。参考にしてくださいね。
【参考】海外赴任時にも使えるオススメの「ペットキャリーゲージ(ケンネル)】
もしあなたがペットキャリーゲージをお探しでしたら、「ペットケンネル ファーストクラス(OFT社)」をオススメします!オススメの理由は以下のとおりです。
航空会社(または、飛行機の種類)によって輸送可能な条件は少し異なりますが、ほぼ全ての航空会社に共通しているケンネル(クレート)の使用条件は以下のとおりです。
使用できるケンネル
使用できないケンネル
う~ん、文字だらけでよく分からないけど、この「ペットケンネル ファーストクラス(OFT社)」は使用できるケンネルの条件は満たしているの?
そうだよ!だから、オススメしているんだ。けど、念のため、各航空会社のペット預け入れ条件は確認しておこうね!
【渡航3ヶ月前編】海外赴任準備リスト15選について徹底解説!~まとめ~
いかがでしたか?ちょっと長かったので、簡単に本記事のおさらいをしておきましょう。
ありがとう、鈴木先生。これで海外赴任が決まってすぐやるべきことがよく分かったよ。
どういたしまして!海外赴任は準備が本当に大変だから、計画的に余裕を持って、1つずつ準備を進めていこうね。
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