突然ですが、皆さんの上司は偉ぶっていますか?それとも役職が上がっても、偉ぶったりしていないですか?どちらかと言うと、偉ぶっている上司の方が多い印象ではないでしょうか。
組織のトップや上司になったに途端に、今まで抑えていたものが爆発するかの如く、偉ぶったり、自分の思い通りにあれこれ仕組みや組織を変えようとする人を、私は何人も見てきました。
今日は、そういった役職に就いただけの人は、実は偉くなくて、ただ単にその「役職の役割を担っているだけ」だという話をしたいと思います。
この記事を読めば、以下のようなことが分かるでしょう。
現在、組織の中で働く社会人の方のみならず、これから社会に羽ばたく学生の方にもぜひ読んでいただきたい内容ですので、最後まで目を通してみてください。
確かに偉そうに振舞っている上司って結構いるよね。
そうだね。でも、その「役職」の意味を理解してない上司がホント多いんだ。
因みに今日の内容は、丹羽宇一郎さんの「人間の器(幻冬舎,2021年3月)」に記載されていた内容を題材にしています。
この本は主に、人間の「器の大きさ」について書かれています。
器の大きい人物は「自分に何の利益がなくとも、他人のために行動できる人」であると丹羽さんは述べています。私もこの意見に大いに賛成し、このような人になれるように日々努力をしていきたいと思います。
この本を読めば、1人の人間として現在の組織でどう生きるべきか、また、今後、どう生きていくべきかという指針が得られると思います。
特に若手の社会人にオススメの内容ですので、気になった方は以下のリンクからページを覗いてみてくださいね。
偉そうに振舞う上司は、役職としての役割を果たしているだけで、本当は偉くない。
「偉そうに振舞う上司は、「役職」としての役割を果たしているだけで、本当は偉くない!」について細かく見ていきましょう!
役職に就いているだけで、全く偉くない
では、まず私が考える「役職」の定義・意味について結論を述べます。
え!?じゃあ、社長も部長もみんな偉くないの?
そうだよ。ただ単に「その役職を果たしている」だけっていう意味でしかないんだよ。
ある程度大きい組織では、社長に加えて、部長や課長などを置く必要があります。これはただ単に偉い人を増やしたいからではもちろんなく、その役割に応じた業務が必要だから、その役職が置かれているだけです。
今の日本社会では、この点を意識していない人がとても多い印象があります。
でも、偉ぶらずに社員を大切にする社長さんも健在
その一方で、私が愛読している「日本でいちばん大切にしたい会社(坂本光司著、あさ出版)」シリーズに登場する社長さんらは、この限りではありません。
少し脱線しますが、この本に登場する社長さんは、皆さん、本当に社員を大事にされている社長さんばかりです。だって、社長さんが、直にお客さんと接する社員を大事にできなかったら、皆さんはその組織の商品やサービスを購入したり、利用したいと思いますか?
僕だったら、そういう会社の商品やサービスは利用したくないね。
こういう立派な社長さんや会社が日本にあることが知れるだけでも、ブラック企業や、現在の職場の上司などに不満を抱えている方には勇気や励みになるのではないでしょうか。「自分の会社がおかしいんだ!」と気付くだけでも、精神的に楽になりますよ!
今の職場には、役職の意味を理解していない上司が多い・・・
それでは現在の私の職場の例を見ていきましょう。私の職場のほぼすべての役職が就いている人たちは、皆、自分の役職の意味を全く理解していないです。正直、驚きの連続ばかりの職場です。
部長、課長級は部下のマネージメントをしない
まず、部長や課長級の職員はいわゆる管理職と呼ばれる役職の人たちですが、私の会社ではこの人たちは、部下のマネージメントが全くできていません。具体的に見ていきましょう。
また、業務のマネージメントが全くできていません。誰が何を担当していて、今現在どういう仕事をしていて、忙しいのか、手が空いているかなど、全く把握していません。
え?じゃあ、仕事ってどうやって回っているの?組織は大丈夫なの?
ケイタ君の質問もごもっともです。
組織自体はかなり脆弱ですが、役職のない職員(ほぼ中途採用)がそれぞれの仕事を責任を持って仕事を行っているため、薄氷を踏むレベルで何とか業務が回っているという感じです。
さらに、業務のマネージメントに加え、職員のモチベーションの管理や雰囲気作りなども全くできていません。例えば、以下の記事でも説明しましたが、今の管理職は以下のようなことをしてきます。
このような管理職もマネージメント研修を受けていたはずなのに、やはり「役職」という意味を正しく理解していないです。
自分という信念がない人間ほど権力を握ると、その権力の魔力に囚われてしまい、ちやほやされていい気分になりがちです(私はこんな人間にはならないぞ!)。
管理職としての謙虚な気持ちや、実際に働いている部下たちへの労いや尊敬の念がないと、その管理職は裸の王様状態で、部下からも尊敬されることはないでしょう。
係長、主任が係員と同じ仕事をしている
また、私の職場では、係長と主任が係員(事務員)と同じ仕事をしています。中には課長になっても、係員の仕事しかしない人もいます。これには、かなりの衝撃を受けました。
本来、中間管理職は課長と係員の板挟みとなって、上からは無茶な注文を受け、下からは突き上げがあったり、不満が出たりで、結構苦労するポジションですが(私も経験があるのでよく分かります)、今の組織では、中間管理職が存在せず、皆、係員級の仕事をしています。
課長補佐でも、係長でも、主任でも、それぞれの役職としての業務があり、その業務に対して対価が係員より多く支払われているはずなのに、皆、同じような仕事をしています。
これで管理職が何もマネージメントをしないとなると、もう「組織としての体をなしていない」のではないかと思います。
「役職」=「給料たくさんもらっています」という意味しかない
え!?じゃあ、昇給すると、責任が増えなくて給料が増えるってこと?
ケイタ君、今日は冴えまくっていますね(笑)。そうなんです。私の会社では、以下の方程式が成り立ちます。
「役職」=「他の係員より、僕給料たくさんもらっています。仕事は係員級の仕事のみしています」
しかも、役職が上がるほど、職務が楽になっていく印象もあります。
実際のところ、係員の人の方が、最前線の仕事をしており、私の組織を大きく支えています。それほど、役職を持っている人が無能な職場なのです。
本当は偉くないのに、偉そうに振舞う上司は「役職」の意味を理解していない!~まとめ~
いかがでしたか?最後に今日の記事のおさらいをしておきましょう。
役職の意味を理解していない上司と働きたくない場合はどうすべきか。
じゃあ、こんな「役職」の意味を全く理解していない職場で働かないといけない場合、どうしたらいいかな。
転職か、起業するしかないと思うよ。僕も最終的には起業を考えているしね。
組織の文化というものは、なかなか変えることができません。私の組織では、この「役職」の形骸化というある種の文化は、大きな不祥事や外圧(政治家など)がない限り、変わることはないでしょう。
そのような組織で、働き続ける意味ってありますでしょうか。唯一あるとしたら、このブログのネタを毎回提供してくれることくらいで、それ以外は本当に得るものがありません。
そうなったら、転職か起業しかないと思います!!早くおさらばした方がいいでしょう(と自分に言い聞かせています!)。
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今振り返ってみても、「やっぱりそうだよね。もっと真剣に意見を見ておけばよかった」と思えるくらい、内容が正確です。
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そうだね。あと、コメントや質問は大歓迎だよ。コメント欄やお問い合わせフォームから何でも気軽に聞いて下さいね(コメント欄はこの記事の最下部です) ※いただいたコメントは全て拝見し真剣に回答させていただきます。
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