海外駐在中の害虫対策が心配な人
✅今度、アフリカなどの発展途上国に勤務することになったんだけど、蚊やゴキブリが出たらどうしよう。
✅日本でもゴキブリなんて殺せないし、海外の家の中で出たら、パニックになるよ。
✅マラリアを媒介する蚊なんて怖すぎるよ。どう対策したらいいの?
なるほどね。じゃあ、今日は海外での主な害虫対策について説明していくね!
✅読者の皆さんへの前置きメッセージ
本記事は、「アフリカなどの発展途上国勤務になったけど、ゴキブリや蚊などの害虫が不安で仕方がない方」向けに記事を書いています。
私は海外駐在8年の間に蚊やゴキブリなどの害虫と闘ってきました。なかなか苦労することもありましたが、優秀な日本製品に助けられ、何とか8年間の海外駐在生活を乗り切ることができました。
私のように海外での害虫対策に現在、悩んでいる方、また、これから赴任される方で害虫対策が不安な人も多いと思います。この記事を読めば、その悩みや不安が和らぎます。日本製品は優秀です!嫌なことばかり考えないで、家族との楽しい海外生活をエンジョイしましょう!
害虫①:蚊
まずは、最も注意を要する蚊の対策について説明します。
蚊の中にはマラリアを媒介する蚊(ハマダラカ)など、人間を死に至らしめる蚊もいます。実際、地球上で人間を一番殺している生き物は、人間ではなく、蚊です(WHOなどの統計より)。
そのため、特に蚊の多い地域に赴任される方は、蚊の対策を真剣に行う必要があります。
蚊に刺されると、最悪死んでしまうんだね。怖すぎるよ。。。
とにかく蚊に刺されないようにする
まず、「とにかく蚊に刺されないようにする」ことがとても大事です。
基本的に蚊は種類によって異なりますが、昼から夕方、もしくは夕方から夜にかけて吸血します(アース製薬HP「蚊を知る」より)。
そのためこの時間帯に外出する際には、以下のような基本的な対策が必要です。
子ども用の虫除けスプレーは、日本から持参しよう!
虫除けスプレーで対策かぁ。どんな虫除けスプレーがいいのかな?
僕が実際使った虫除けスプレーについて説明していくよ。
海外にも虫除けスプレーや虫除け剤は売っています。でも、全て外国語で書かれていて、よく分からないですし、海外の製品を子どもにそのまま使ってもいいのか心配ですよね。実際、虫除けスプレーの中には12歳未満の子どもへの使用制限が設けられている製品もあるため、要注意です。
そのため、蚊が怖いという方はなるべく日本から虫除けスプレーを持参するようにしましょう!飛行機への預け荷物にすれば、海外へ持って行くこともできますし、何より日本製なので、安心感が違います。
結構すぐになくなってしまう点と、ちょっとかさばって重たい点が難点ですが、海外の虫除けスプレーは日本のスプレーより成分が強い傾向にあるため、特にお子さんへの安全を考えたら、日本から購入していくことをオススメします。
僕が海外に持参していた虫除けスプレーはスキンベーブだったよ。子どもにも使えるので、かなり重宝しました。
機内預け入れ荷物の容量を取ってしまいますが、子どもたちへの安全を考えると、優先的に海外に持って行きたいですね。
蚊の対策には、「ワンプッシュ」が簡単で、最強!
外出時の対策は分かったけど、家の中での蚊の対策はどうしたらいいの?
家の中の蚊の対策は、「ワンプッシュ式の虫除けスプレー」と「蚊帳」がいいよ。説明していくよ。
もちろん、蚊は家の中にも入ってきます。特に蚊の多いアフリカ(私が滞在していたマリやガボンにも蚊は当然いました)では、家の中の蚊の対策はしっかり行わないと、睡眠は邪魔されるし、刺されて痒くなったりします。
そこで、救世主的に登場したのが、「おすだけベーブ ワンプッシュ式 虫除けスプレー」です。この製品の凄いところは以下のとおりです。
デメリットはないかなと考えたのですが、ちょっと高額(リンク先のものは約1,700円)な点くらいですね。ただ、効き目は抜群なので、私は多少高額でも日本に一時帰国する度に2個買ってました。
この製品を開発してくれたベーブさんには本当に感謝したいです。この虫除けスプレーで我が家の蚊に刺される回数は激減しました。忘れずに購入しておきましょう!
因みに、蚊の多い国には大体、蚊取り線香が売っているので、蚊取り線香は赴任国に持って行く必要はありませんよ
蚊帳は現地で購入しよう
虫除けスプレーだけだと、夜寝るときにどうしても蚊に刺さるんじゃないか不安だよ。。。
そういう時は、現地で蚊帳を購入しよう。
日本でも蚊帳は売っていますが、蚊の多い外国の都市では当然のように蚊帳が売られています。蚊帳は以下の画像のようにベットの骨組みなどに装着して使うため、実際に住むことになった家のベットを確認してから、蚊帳を購入しましょう。
何より蚊帳は丸めてもかなりかさばるので、海外に日本から持って行くのはオススメできないね。
刺されて痒かったら、ウナコーワを塗ろう!
蚊の対策をしていても、どうしても蚊に刺されてしまうことがあります。私は蚊に刺されやすい体質なのか、よく蚊に刺されていました。
そんなときはいつも日本のウナコーワを購入していました。全然かさばらなくて、重たくないので、忘れずに購入しましょう。こういう虫刺されによる痒みを抑える気軽な医薬品って海外ではあまり見かけなかったので、日本から忘れずに持参するようにしましょう!
ちょっと量が少ないのが難点ですが、先ほどのワンプッシュや虫除けスプレーなどでしっかり虫除け対策をしていれば、それほど蚊に刺されることもないから、1個買っておけば十分でしょう。
実際、僕はフランスでホームステイしている時、毎晩のように蚊に刺されて、辛かったよ。「ウナコーワ持って行けば良かった!」と激しく後悔したよ。
害虫②:ゴキブリ
次は皆さんも大嫌いなゴキブリ対策について解説します。私は人口よりゴキブリの数が多いとされ、熱帯地方で湿気の多いガボンに2年ほど滞在していたので、自信をもって解説できます!
因みにガボンの人口は2021年時点で228万人です(外務省HPより)。これよりもゴキブリの数が多いなんて、想像したくないですね。
鈴木先生は、人の数よりゴキブリの数が多いっていう国で生活していたんだね。僕はそんな国には行きたくないよ。
できれば出くわしたくない強敵
私はゴキブリが大嫌いです。日本で出くわしただけで、パニックになります(泣)。殺すことも、家から追い出すこともできません。「本当に出てこないでくれ~」といつも願っていました(笑)。
海外生活が長い鈴木先生でもゴキブリはダメなんだね。
ゴキブリが家の中で現れたら、お手伝いさんなどに取ってもらってたよ。でも、お手伝いさんがいつも家にいるとは限らないからね。本当に困ったよ。。。
バルサンは預け荷物でも海外に持って行けない・・・
ゴキブリ対策で真っ先に思いつくのが、「バルサン」ではないでしょうか。確かに「バルサン」さえあれば、ゴキブリが出ても、退治できますよね(ただ、死骸を捨てないといけませんが)。
でも、大変残念なことに、日本の優秀な「バルサン」は海外に持って行くことができません!
一度、預け荷物にバルサンを入れて、チェックインを済ませたにも関わらず、搭乗前に呼び出されて、搭乗口の航空会社のスタッフから「お客様の荷物の中にバルサンがあります。バルサンは預けることができないため、今すぐバルサンを取り出してください」と言われました。
この時のショックは今でもはっきり覚えているよ。
ブラックキャップさまさま
「バルサン」持って行けなかったら、どうしたらいいの?
代わりにブラックキャップを持って行くことを強くオススメするよ。
このブラックキャップにガボン生活は本当に救われました。ブラックキャップをオススメする理由は以下のとおりです。
とにかくブラックキャップは効果があります。最初は「こんな黒いキャップを置くだけで効果あるの?」って思っていましたが、置いてから本当にGさんに遭遇しなくなりました!
あまりにも効果があるので、結構たくさん買って、家のあちこちに設置しまくりました(笑)それでも一度だけゴキブリが現れてときは、家族総出で格闘して、ほうきで外に追い出しました。
でも、人口以上にゴキブリの数が多いとされるガボン滞在中(2年間)で、たった1度しか家の中でゴキブリが出現しなかったので、ブラックキャップの効果は絶大です!!
リンク先のものは18個入りで約1,500円と、ちょっと高いけど、ゴキブリーフリーの生活を満喫できるのなら、高くはない投資だよ。
害虫③:ダニ
次はダニ対策です。海外でも、ダニは出ます。その基本的な対策について説明します。
基本的には掃除をこまめにすることが大事
基本的なダニ対策ですが、とにかく掃除をこまめにすることです。また、布団やシーツにもダニが発生することがあるので、布団やシーツも干したり、コロコロなどでダニを取ることが重要です。
でもさぁ、海外での掃除って大変そうじゃない?駐在員は結構大きい家に住むことが多いし。。。
海外での掃除にはルンバをオススメするよ。以下の記事にルンバをオススメする理由を詳しく書いておいたから、見てみてね。
ルンバは重くてかさばるけど、それ以上に掃除が楽になるから、海外に持って行って正解でした!
ルンバと合わせて、コロコロもあると、掃除はほぼ完ぺきになるよ。
ダニを取るマットが使える!
布団やシーツのダニって取りづらいんだよね。何かいい方法はないの?
そういう時はダニを取るマットがオススメだよ。理由は以下のとおりだよ。
効果は3か月しか継続しないのはデメリットではあるけど、3か月でもかなり効果があります!心配な方は、複数持って行くことをオススメします。
害虫④:アリ
最後にアリ対策です。害虫としてあまり意識していなかったため、あまり対策をせずに海外に行きました。でも、アリも家の中に現れると、かなり厄介なので、アリ対策について説明します。
たまに噛むこともある
アリは家の中に出てくると、なかなか退治するのが難しいです。砂糖などの甘いものを狙ってきますが、たまに人間を噛むこともあるので、本当に要注意です。
また、一度アリが家の中に入って来ると、「この家には食料がある!」と認識されるのか、継続的にアリが家の中に入ってきます。
アリが家の中に出てきたら、厄介だね。
そうなんだ。アリ退治の医薬品って意外と海外でも売ってなかったから、本当に苦労したよ。
アリの巣コロリが効いた!
そこでオススメしたいのが、「アリの巣コロリ」です!
実際、家の中のアリで悩んでいた私も私の同僚も「アリの巣コロリ」を置いただけで、アリが出なくなりました!アリの巣コロリをオススメする理由は以下のとおりです。
本当に置くだけでアリが出なくなったのには驚いたよ。日本製品すごいね。
海外にこのような簡易で便利な製品はないので、忘れずに購入して海外に行きましょう!
リンクを見て、「意外と高い」って思った方もいるかもしれませんが、アリって世界中どこにでもいるので、念のため持って行っておきましょう。
害虫⑤:貴重なお米につく虫
海外では貴重なお米に虫がつかないようにする方法を以下の記事で紹介しています。参考にしてみてくださいね。
Q & A(バルサンは海外に持って行けるか?)
ねぇ、G対策としてバルサンを海外に持って行きたいんだけど、持って行けるのかな?
残念ながら、スーツケースの預け荷物でも「バルサン」は海外に持って行けないんだ。一度、それを知らずにスーツケースに入れてたら、搭乗口のところで「バルサンを取り出すように」って係員の人に言われたことがあるよ。
アフリカなどの発展途上国での害虫対策~まとめ~
いかがでしたか?それぞれの害虫対策をおさらいしたい方向けにリンクを貼っておきますので、よろしくお願いいたします!
今日の記事で皆さんの海外生活中の害虫に対する不安や悩みが少しでも解決したら、嬉しく思います!
その他の海外生活の不安対策については以下の記事をご覧ください!
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