解雇話あり‼アフリカ駐在時に雇っていたお手伝いさんの話!

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 突然ですが、皆さんは人を雇ったことってありますか?企業の社長さんや代表の方なら、人の雇用という経験があるかと思いますが、人を雇うのってとても大変ではないでしょうか。社長さんなら以下の悩みを多かれ少なかれ共有していただけるかなと思います。

「目を離すと、部下がすぐにさぼってしまうため、いつも監視していないといけない」
「雇用するときはいいが、クビを切るときに揉めて大変だった」
「部下が、こちらの言っていることを正しく理解してくれない」etc.

 私はアフリカ駐在4年間で合計3名のお手伝いさん(マリ人2名、ガーナ人1名)を雇いましたが、先ほどの悩みは全て当てはまります(笑)。

 今日は、その合計3名のお手伝いさんとのトラブルやお手伝いさんを雇うメリットなどについて、説明しようと思います。この記事を読めば、人を雇うことがどれほどリスクがあり、良い人に巡り合えるかは運次第だということが分かるかと思います。

 特に企業の社長さんや代表の方、企業で採用を担当する方などにオススメの記事ですので、最後まで読んでみてください!

記事の信頼性

✅筆者は元国家公務員(元外交官)。フランス語圏アフリカなどに約8年間駐在経験あり
✅アフリカ2ヶ国でお手伝いさんを合計3人雇った経験がある

この記事で分かること
・いい人に巡り合えるかどうかは運次第だと分かる。
・アフリカでお手伝いさんを雇うメリットと、お手伝いさんとのトラブル例について知ることができる。

ケイタ君
ケイタ君

鈴木先生は、アフリカ駐在時にお手伝いさんも雇っていたの?

そうなんだ。結論から言うと、自分で掃除や洗濯をした方が楽だったよ。

鈴木先生
鈴木先生
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そもそも、なぜお手伝いさんを雇う必要があるのか・・・

 では、まずそもそもアフリカでなぜお手伝いさんを雇う必要があるのかについて説明していきます。

家が大きく、部屋が広いことが多い

大きい家のイメージ

 外国人がアフリカに駐在するときは、比較的大きな一軒家やアパートに住むことが多いです。私が住んでいたマリ共和国では、なぜか一軒家が多くて、普通のアパートを見つけるのが難しかったです。

 私が最初に住んでいた家は、屋上付きの豪華な家で、部屋の数だけなら10以上あったでしょうか。そのような豪邸(?)の掃除を一人でしていたら、それだけで日が暮れてしまいます

 また、マリ共和国の場合は、ハルマッタンと呼ばれるサハラ砂漠からの砂埃が家の中にも侵入してくるため、毎日の掃除が欠かせません。こういう時は、お手伝いさんを雇っていると、本当に助かります。

虫退治のときに強力な助っ人となってくれる

 また、アフリカでは家の中で虫が出ることがあります。もちろん、皆さんの大嫌いなGも出てきますし、ヤモリのような小動物や、小さいカエルが集団で現れたこともありました。

 このようなときに、現地人のお手伝いさんは、嫌な顔をすることもなく、慣れた手つきでこれらの虫を退治してくれます。私は日本でGをスリッパで叩いて殺すという芸当ができないため、助っ人お手伝いさんの存在がとても心強かったです。

鈴木先生
鈴木先生

アフリカのゴキブリにも以下のブラックキャップはとても効いたので、オススメですよ!

\ズボラなあなたも置くだけでGを撃退!/

それほど人件費が高くない

人件費はそれほど高くない(イメージ)

 日本でお手伝いさんを雇った場合は、相当な金額になりますが、マリ共和国などアフリカではお手伝いさんの人件費がとても安いです。具体的な金額は覚えていないのですが、確か1時間200円~400円くらいで雇うことができたと思います。

 これくらいの安価な人件費だったら、雇ってもそれほどお財布は痛まないでしょう。

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お手伝いさんを雇うデメリットやトラブルはないのか?

 ただ、お手伝いさんは外国人で、文化や習慣の違いなどからトラブルになることもあります。次に私が雇っていたお手伝いさんについて、見ていきましょう。

SさんとKさん

アフリカ人女性のイメージ

 SさんとKさんは、私が賃貸で住んでいたアパートの管理会社が雇用しているお手伝いさんです。この2人は掃除の手際も良く、愛想も良かったので、特に大きな問題はありませんでした

 ただ、私の同僚が平日の不在時に彼女らに掃除を任せていたのに対し、私は土曜日の在宅時のみ掃除をお願いしていました。なぜだか分かりますか?

 これは、こういうお手伝いさんによる小さな盗みが行われることが多いからです。恐らくこの2人はそういうことをする人たちではなかったと思います。

 また、家には金銭類は全く置いていないので、盗まれる物はなかったといえ、ちょっとした物(例えば、大事に使っている日本製のティッシュなど)が少しずつ分からないように盗まれるということは往々にしてあります。

 そのため、私は自分が家にいるときしか、彼女らに掃除をお願いしませんでした。

 1週間に1度の掃除のため、ちょっと汚さが目立つときもありましたが、それ以上に私の知らないところで何か変なことをしているのではと思って、心理的なストレスを感じる方が嫌だったのです。アフリカの生活では、このようなストレスを少しでも減らすことが大事です

 あと、基本的に床、お風呂、トイレ掃除以外の家事はお願いしませんでした。特に洗い物に関しては、衛生観念の違いもありますし、洗いやすすぎが甘いことも多くあったので、これは自分でするようにしました。 

Hさん

アフリカ人女性のイメージ

 一方、私がガボンに駐在して間もない頃に雇っていたのがHさんです。知り合いのガーナ人運転手さんの奥さんが「仕事を探している」とのことで、それならばということで、お手伝いさんとして雇い始めました。こちらの家(マンション)もかなり広かったため、掃除などを行うお手伝いさんは必要かなと思っていました。

 結論から申し上げると、貧乏くじを引いた感じでした。一応、掃除や窓ふきなどをお願いしていましたが、かなり雑で、埃や汚れが残っていました。

 また、短時間でぱっぱと適当に掃除を終わらせて、床にゴロンとなって、携帯をいじることもよくありました。

 何より問題だったのは、ガーナ人なのに英語ができなかったことです!

 ある時、あまりに仕事の質が悪いので、「今月の給料は少し減らすからな」って英語で言ったら、Hさんは「OK。OK」と言って、その場は了解していたようでしたが、実際に給料を渡すと、「給料がいつもより少ない!」と言ってきたことがありました。

 また、あまりにも質が悪いので、毎月の給料にちょっとの退職金を足して、クビにしようとしたときの話です。クビ話を持ち出すと、案の定分かっておらず、「OK。OK」と言うだけ。これはダメだと思って、そのお金を渡して、何とかクビだということが理解してもらうと、Hさんは突然泣き出しました

 もう意味が分かりません。泣きたいのはこっちだよ。ムダ金返せや!!と叫びたい。。。

 ただ、泣きながらお金を持って、帰っていったので、無事にHさんを解雇することができました!!

 でも、我が家の掃除問題が浮上しました。一体誰が掃除をするんだ!?と思っていたときに救世主が現れました。

救世主「ルンバ」現れる!!

 このHさんを解雇してから大活躍したのが、「ルンバ」でした。

 私が購入したのはもっと初期のものですが、家が広すぎたため、このルンバが縦横無尽に大活躍してくれました。掃き掃除に関しては、Hさんより数段上で、サボることも、ズルをすることもありませんでした。

 私は日本に帰国後もよくルンバで掃除をしています。買い物などで出かけるときに、ほぼ必ずルンバをセットしてから外出します。なんか、我が家に一人助っ人が来たような頼もしさで、最近は掃除機をかけることも少なくなりました。

 ちょっとお値段が張りますが、長期的に見れば、安いものです。アフリカ駐在予定のある方は、これは必需品です!以下のリンクから覗いてみてください。

\ルンバに掃除は任せて、カフェでお茶でもしませんか?/
鈴木先生
鈴木先生

その他にも僕がオススメする日本製品は、アフリカには持っていた方がいいよ。

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まとめ:お手伝いさんを3人雇ってみて思うこと

 いかがでしたか?アフリカ人お手伝いさん3人を雇ってみて、感じたことは以下の通りです。

お手伝いさんを3人雇ってみて思うこと
・いい人に巡り合えるかどうかは運次第だと分かる。
・アフリカでお手伝いさんを雇うメリットはあるが、外れくじを引くと、解雇するときに面倒。

 日本の企業の採用試験でも基本的には同じかと思います。いくら面接で良くても、実際働いてもらったら、予想に反して、「文句が多い」、「仕事をしない」、「変なこだわりがあって、仕事が遅い」なんてこともよくあるのではないでしょうか。

 こうなると、結局、良い人材に出会えるかは、本当に運しかないんだと思います。これは古今東西、どこでも当てはまる真理かもしれませんね!

鈴木先生
鈴木先生

そんなアフリカ駐在生活の苦労やトラブルをまとめた本を出版しました。参考までにリンクを貼っておくので、興味のある方は見ていただけると嬉しいです。

\アフリカ駐在生活の情報を知って、アフリカ生活を楽しもう!/
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鈴木先生
鈴木先生

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