皆さんの職場に挨拶をしない人って意外といませんか?
皆さんはこの質問を受けて、自分の職場のことを考えたかと思います。
今日は、私の実体験を踏まえながら、働きやすい職場・理想の職場を目指す上で、挨拶が重要であることについて説明したいと思います。この記事を読めば、「明日からしっかり挨拶をしよう」とか、「へえ~、挨拶ってそんなメリットがあるんだ」ということが分かると思います。
社会人のみならず、学生さんにも有益な内容ですので、最後まで読んでみてください。
僕も学校で毎日しっかり挨拶しているよ!
挨拶はコミュニケーションの基礎だから、しっかり続けようね
挨拶の重要性をアフリカのマリ人から学ぶ
まず、挨拶は重要と分かっていても、「なんで?」と考えたことがある人はあまりいないかと思います。
ここでは、私がアフリカのマリ人から学んだ挨拶の重要性について説明していきたいと思います。
挨拶はお互いの生存を確認できる
私が滞在していたアフリカのマリでは、挨拶がとても重要視されていました。なぜ彼らにとって、挨拶がこれほど重要なのか分かりますか?以下は私なりの解釈です。
アフリカというのは昔から生活環境が厳しく(今ではだいぶ改善されたとはいえ)、人と会うことはある意味、貴重でした。
なぜなら、生活環境の厳しさから亡くなってしまうことも多く、土地も広大だったため、人に会うことが今以上に貴重なものでした。実際、マリ北部の砂漠地帯で、人に会うことがなかなか難しいものであるということは感覚的に理解しやすいかと思います。
そのため、このような環境での挨拶は、お互いが元気で、生きているということを確認することと同じ意味になります。
僕が住んでいるアフリカの国でも挨拶はとても重要だよ!
地方に行けば行くほど、挨拶の重要性は高まる
今でも、マリなどのアフリカ諸国では地方に行けば行くほど、「あなたの親は元気か?息子のサリフは元気か?」といった感じで、挨拶が延々と続いていきます。
マリの北部で活動していた日本人の方から聞いた話によると、この長い挨拶をしなければ、現地の人から仲間として認められないとのことなので、その方も頑張って挨拶を返し続けていたとのことです。この挨拶自体が、その方とのコミュニケーションになっているとのことです。
これも恐らく、人に会うことが昔から重要であったことと、長い挨拶自体がもう地域の習慣として根付いているからではないかと思います。
挨拶は外国人と接するときはとても大事だよ。僕も日本語学校で勤務していたときにとても意識していたよ。
職場での挨拶のメリットについて見ていきましょう
アフリカの事例から、挨拶がとても重要だということは理解していただけたかと思います。それでは職場での挨拶のメリットについて見ていきましょう。
職場の雰囲気が良くなる
まず、挨拶をすることによって、職場の雰囲気が良くなります。これは当然と言えば、当然ですね。
私は今まで多くの職場(外国の職場も)を経験してきましたが、やはり挨拶がしっかりできている職場は雰囲気が良く、多少の人間関係の問題はあるにせよ、総じていい職場が多かった印象です。特に外国では挨拶をしないというのは、ほとんどありえません(日本でもそうですが)。
フランス人も挨拶をとても大事にするね。これはとても見習うべきことだよ。
挨拶は相手の存在を認めることになる
挨拶は相手の存在が前提となっています。そのため、相手がいなければ挨拶をすることはできません。つまり、挨拶は相手の存在を認めると同じ意味になります。
挨拶は相手の存在を認めるってどういうこと??
挨拶って、相手が近くにいて、相手のことを認識することによって、「声をかけようかな」って思ってすることですよね。
声をかけれらると、なんだかんだで結構嬉しいですよね?。人間って、「この人は私のことに気づいてくれたんだ!」と感じると嬉しくなるものです。
実際、初入社や転職された経験があることのある方は経験したことがあるかと思いますが、入社初日に先輩や上司の方から挨拶をされると「ほっ」としたことはないでしょうか。
この安心感があるからこそ、組織としての連帯感やチームワークも高まって行きますし、ゆくゆくは労働の生産性の向上にも繋がっていきます。
1日の始まりだからこそ、しっかりとした挨拶をしよう
挨拶は1日の始まりの言葉なので、やはり気持ちよく交わしたいものですよね。
私はいつも比較的早めに出社するのですが、私の職場には私より早く出社している年配の方が2名います。その内の1人はこの10月から着任した年配の方(Kさん)ですが、Kさんは朝からとても気持ちの良い挨拶をしてくれます。
ただ単に「おはようございます!」と言うのではなく、しっかり相手を認識して、相手に向かって挨拶をしています。私は、Kさんからの挨拶が私にしっかりと向かっていることを感じることができるため、私はこの挨拶を受けて、いつも「今日も頑張ろうか」という気持ちになります。
それに対して、この方の前任の方と、Kさんの向かいに座っているJさんの挨拶は、「とりあえず挨拶した」というのが伝わってくる挨拶です。何とも元気が出にくい挨拶で、正直、「Jさんにとって、自分はたいして重要じゃないんだろうな」と思えてしまうほどの心のこもっていない挨拶です。
このような挨拶をしないように私も気を付けないといけないなと思いました。
実際に遭遇した「挨拶ができていない」人と職場の例
ここからは、職場で挨拶ができない人がいると、発生するデメリットを具体例を挙げながら、みていきたいと思います。
自分の課と課の上司以外には挨拶をしないBさん
一人目の登場人物は、今の職場の隣の課にいるBさんです。このBさんは、時々私の課があるフロアを横切って、自分の課に向かうのですが、なぜか私の課を横切るときには挨拶をしません。
そして、自分の席の近くにいる人と、席が離れている上司にだけは必ず挨拶をします。
私が社長だったら、こんな人はクビにするでしょう。まず、このBさんは全く気付いていないかもしれませんが、Bさんが私の課を横切るたびに、私を含めた数名が無視をされたことになります。少なくとも私は、無視されたと感じ、とても不快な気持ちになりました。
このような最低限のことができない人は、職員のパフォーマンス低下に大いに貢献しています。私の働きやすい職場や理想の職場像の実現を大きく阻害するため、このような人とは仕事、いや仕事でなくても、一緒にすらにいたくもないですね(すみません、少し感情的になりました)。
ちょっと感情的になってしまいましたね。でも、挨拶をしない人がいるだけで、朝からテンションが下がるので、一緒には仕事をしたくないですね。
挨拶を返さない職場・・・
また、前職で最初に配属になった課の話です。私が所属していた課には、他の省庁から出向で来られたIさんがいました。
Iさんは毎日、元気よく挨拶をしていたのですが、周りの職員があまりにも挨拶を返さないので、その方は私の隣にいた女性職員に職場のことについて相談したとのことです。全く良くないことですが、その方は職場で結構浮いていた感じでした。
正直、その時の職場は、かなり雰囲気が良くなく、毎日重たい空気が流れていました。私の人生で一番辛いときでした。その重たい空気の正体が何だったかは今となっては分かりませんが、挨拶をしっかりしないことが1つの要因だったことは間違いないでしょう。
このときの辛かった話は、別の機会で説明するね
職場での挨拶のメリットをアフリカでの挨拶の重要性から解説!~まとめに~
以上のようにアフリカでの挨拶の事例から、職場での挨拶の重要性まで挨拶について説明してきました。一見すると「アフリカ」と「日本の職場」って関係がないと思えますが、相手の存在を認めて、コミュニケーションを行うという挨拶の基本は同じです。
皆さんもしっかりとした挨拶を実践して、職場での雰囲気を良くしていきましょう!職場での雰囲気が良くなれば、労働生産性もアップして、どんどん理想的な職場像に近づいていくと思います!!
【参考】鈴木ケイタスクールとは?
鈴木ケイタスクールでは、主に以下の7つのテーマについて有益な情報発信を行っています。
国際・留学に関心がある方には「フランス語関連」や「国際関係などに関する分析」などが参考になると思うので、ぜひご覧いただければと思います。
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