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日本語学校事務スタッフの仕事内容とやりがいについて解説!

日本語学校事務スタッフの仕事内容とやりがいについて解説! 国際・留学コース

 こんにちは!日本語学校の事務スタッフとして勤務経験のある鈴木ケイタです。

 皆さんの中には、日本語教師を目指している方も多いかと思いますが、日本語学校の事務スタッフの情報って意外と見つからないのではないでしょうか

 今日は、世間ではあまり知られていない日本語学校の事務スタッフの仕事内容や、やりがいについてお話したいと思います(やりがいをメインに説明しようと思います!)。

 今日の記事を読めば、日本語学校の事務スタッフの仕事内容の概略とやりがいについて、簡単にイメージすることができるでしょう。

 将来、日本語学校での勤務を考えている方、日本語学校の事務ってどんなことしているんだろうって何となく興味がある方に特にオススメの記事ですので、最後まで読んでみて下さい!

ケイタ君
ケイタ君

今日は、鈴木先生が日本語学校で仕事していたいときの話だね!とっても楽しかったんでしょ?

もちろん、大変だったことも多かったけど、留学生という1人の人間の成長を支えることができて、とてもやりがいを感じていたよ。

鈴木先生
鈴木先生
この記事で伝えたいこと
  • 一人の人間の成長を支えることができることが、日本語学校事務スタッフの最大の魅力。
  • 私が目指すアフリカ人向け日本留学奨学金の原点も日本語学校時代にあること。

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日本語学校事務の仕事内容(概略)

日本語学校のイメージ

 まずは私が担当していた日本語学校事務スタッフの仕事内容を見ていきましょう。学校によって、多少は異なるかと思いますが、結構幅広い業務をしていることが分かるかと思います。

日本語学校事務の仕事内容
【入試・広報関係】
・入学者募集・広報(海外出張もあり)
・入学に関する電話・Eメール対応(英語など外国語を使う場合多い)
【校務関係】
・外国人留学生の日常生活サポート(アルバイト、住居、役所への手続きなど)
・出入国管理局など公的機関への書類提出
・地域社会との交流イベントや日本文化行事の企画・開催 etc
【教務関係】
・外国人留学生の出席管理など教務事務

日本語学校事務スタッフのやりがいとは

留学生のイメージ

 次に日本語学校事務スタッフとしてのやりがいについて、説明したいと思います。

一人の人間の成長を支えることができる

 これが最大のやりがいと言っても過言ではありません。

 日本語学校といえでも、学校なので、外国人留学生の方の日本語が上手くなったり、日本文化に溶け込んだりすると、とても嬉しかったですね。

 もちろん、事務スタッフなので、日本語を教える立場にはないのですが、入学当初は全然日本語話せなかった留学生が、卒業時に日本語能力検定試験2級レベルの日本語を使えるようになったら、事務スタッフでも「この留学生、日本語上手くなったなぁ」って、留学生の成長を感じ取ることができます

 一人の人間が成長する姿というのは、どんなことでも嬉しいことですね。事務スタッフとして、少し貢献できたと思うと、この仕事していて良かったなと思います。

 このあたりのことは、学校関係者なら賛同していただけるのではないかと思います。 

日本人学生より、留学生の方が親しやすさがある

 私は日本人学生の支援もしたことがあるのですが、はっきり言って留学生の方が日本人学生より、親しみがあり、フレンドリーです

 私から積極的に留学生に声をかけていたということも良かったと思いますが、留学生は日本人学生以上に先生や事務スタッフを頼ってくれます。

 時には面倒な相談を受けることもありますが、学校職員としては、このように頼られることはとても嬉しいものです。

 私もフランスに留学していた時に、よく事務の女性スタッフに話に行っていました。海外の生活って結構心細いので、こういう事務スタッフの存在は大きかったですね。

鈴木先生
鈴木先生

でも、日本人学生は全員でないにしろ、外国人留学生よりドライな印象を受けたね。

 (全ての日本人学生を否定するつもりは全くありませんが)これに比べて、日本人学生は人に迷惑をかけないように教育を受けているため、かなりドライな印象を受けます

 実際、私がとある仕事で日本人学生(Bさん)の名前を呼んだら、そのBさんと一緒にいた学生(Cさん)がBさんに対して、「B、お前もう名前覚えられているのか!何か悪いことでもしたのか」と言って、からかっていました。

 このやり取りはかなりショックを受けました。

 私は日本語学校で名前を覚えることを率先してやっていたのですが、それをこのように悪く捉える日本人学生がいるのには、かなり驚きました。

 因みに、私が外国人学生を名前で呼んだとしても、こんな訳の分からない対応をされたことはありません。

人生の先輩として、留学生にアドバイスを与えることができる

 留学生は基本的に大学生くらいの年齢なので、留学生から見たら、私は人生の先輩にあたります。そのため、留学生から進路や日本文化などについて多くの相談を受けてきました。

 もちろん、事務スタッフの中には、留学生と必要最小限の会話しかしない人もいましたが、私は留学生大好きなので、昼休みなどは留学生と一緒に食事をするなど、積極的にコミュニケーションを取ってきました。

 そういうときに、留学生から「漢字の勉強難しい」とか、「自分は母国ではエリート校出身なのに、進学先の大学は〇〇で、正直恥ずかしい」といった相談を受けることもありました

 私は、その後者の相談をしてきた留学生(Hさん)に対しては、「そういう偏差値が低い大学の先生は、熱心に教えてくれる。大学の4年間で一生懸命勉強すれば、必ず道が開ける」とアドバイスしたところ、その学生は、後に有名日本企業に内定しました。

 このHさんの内定が決まったときに、私は日本語学校の事務スタッフではなかったのですが、Hさんから内定の知らせが届いて、自分のことのように喜んだことをよく覚えています

 進路担当の教員の方ではなかなかここまで思い切ったアドバイスはしにくいかもしれませんが、そこは事務スタッフなので、率直にアドバイスすることもできるかと思います。

 自分の今までの経験を踏まえて、比較的自由に留学生にアドバイスすることができるという点は、結構面白く、やりがいがあります。

 留学生からの相談内容は、想定問答集のように簡単に答えが見つかるものとは限らないからこそ、スタッフ自身の経験や知識などを生かすことができるのです。

卒業後も、留学生との交流や関係が続くことも

 日本語学校の留学生は大体1年くらいすると卒業してしまいますが、卒業後も多くの留学生との交流や関係が続いています

 私は全国の学校に進学した留学生に会いに、日本各地を旅したこともありますし、日本に留学していたのに、なぜかスペイン留学の途中でパリに寄ったインドネシア人学生ともパリで会ったこともあります。

 彼らの多くは、最初の留学先であった日本語学校に特別な思い出を持っています。そのため、我々スタッフのことも良く覚えていてくれています。

 卒業後も世界中の国の留学生と仲良くできるという点は、他の職種にはない大きなやりがいだと思います

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日本語学校事務スタッフの仕事内容とやりがいについて解説!~まとめ~

 いかがでしたか?それでは今日のおさらいを最後にしておきましょう。

本日のまとめ
✅一人の人間の成長を支えることができることが、日本語学校事務スタッフの最大の魅力。
✅日本人学生より、留学生の方が親しやすさがある
✅人生の先輩として、留学生にアドバイスを与えることができる
✅卒業後も、留学生との交流や関係が続くことも

日本語学校事務の仕事内容
【入試・広報関係】
・入学者募集・広報(海外出張もあり)
・入学に関する電話・Eメール対応(英語など外国語を使う場合多い)
【校務関係】
・外国人留学生の日常生活サポート(アルバイト、住居、役所への手続きなど)
・出入国管理局など公的機関への書類提出
・地域社会との交流イベントや日本文化行事の企画・開催 etc
【教務関係】
・外国人留学生の出席管理など教務事務

(参考)アフリカ人向け日本留学奨学金という夢の原点も日本語学校にあり

アフリカの学校のイメージ

 私は、アフリカ人向け日本留学奨学金の創設を目指して、ブログをしています。

 この原点となったのも、日本語学校で出会ったアフリカ人留学生でした

 国は多くはなかったですが、本当に遠い国から夢と希望を抱えて、日本に留学に来た彼らの支援ができて、とても楽しかったですし、とてもやりがいを感じていました。

 実際彼らは、何年間も母国に帰ることもせず(往復の飛行機代だけで何十万とかかりますし)、ただひたすら勉学に励んでいました。

 そして、私はこのようなアフリカ人留学生が日本に少ない現状をとても残念に思っていました

 その後、アフリカのマリやガボンなどに滞在するなど、いつの間にか人生の中にアフリカというものが中心となってきました。

 アフリカから離れた今でもアフリカのことが気になっています。それならば、自分でアフリカ人向けの奨学金を作って、日本のアフリカ人留学生をもっと増やしたいと思うようになりました。

 日本語学校時代のアフリカ人留学生から始まったこの縁を大事に、これらの人生を歩んでいきたいと思います

 引き続き応援していただけると嬉しく思います。

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