【元国家公務員がこっそり教える】論理的な文書の書き方のコツ4選!これだけで説得力のある説明ができる‼

【元国家公務員がこっそり教える】論理的な文書の書き方のコツ4選!これだけで説得力のある説明ができる‼ 自己研鑽コース
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 皆さんは、ブログ、会社の報告書、学校のレポートなどで文章を書く機会が多いかと思いますが、説得力のある文章って書くの難しくありませんか?ケイタ君のような子どもでも悩んでいる方多いかと思います。

ケイタ君
ケイタ君

僕も学校の作文で自分の言いたいことが、うまく相手に伝わらないんだよね。

 今日は、国家公務員の受験勉強時代に身につけた論理的で、説得力のある文章の書き方について説明したいと思います。

 今日の記事を読めば、文章の書き方には一定のやり方があることが分かり、これを身につけさえすれば、ブログやレポートなどにも応用が利くことが分かるかと思います。

 特に文章を書くことの多い学生、社会人の方や、ブログなどを副業でされている方にもオススメの内容ですので、ぜひ最後まで読んでみてください!

ケイタ君
ケイタ君

どんな方法なの?はやく教えてよ、鈴木先生!

まあまあ、慌てないで。なるべく分かりやすく解説していくよ。

鈴木先生
鈴木先生

この記事の権威性
・筆者は、憲法、国際法、経済学などの論文試験が課される国家公務員試験に合格したことがある
・筆者は、国家公務員として、海外に8年駐在しながら、本部への報告書などの執筆経験が多数ある

論理的な文書の書き方のコツ4選!
①いきなり文章を書き始めないで、文章の構成を考える
②書きたいことは、全て書き出してから、整理する
③形式的な理由と、実質的な理由を織り交ぜる
④反対意見にも理解を示しつつ、自分の意見が正しいと主張する

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論理的な文書の書き方①:いきなり文章を書き始めないで、文章の構成を考える

文章を書くイメージ

初心者ほど、文章を書きながら、書く内容を考えている

 まず、最もありがちなミスとして、「初心者ほど、文章を書きながら、書く内容を考えている」を挙げることができます。

 私もこのミスを長年してきたため、文章を書くのがとても苦手でした。でも、公務員試験の予備校に通っているときに、論文試験の対策を受けて、初めて「文章の構成を考える」重要性に気付きました。

 例えば、私が受験した国家公務員試験の憲法の論文試験を考えてみましょう。憲法の論文試験は、2時間で2題回答しなければならない問題でした(どんな問題か気になる方は、こちらをご覧ください)。

 2時間で2問の論文試験をこなすのは、結構大変で、初めて試験に臨んだときは、「全然時間がないから、早く文章書きたい!」病に取りつかれて(笑)、文章を書き始めてしまいました。

 そういうときの文章って、大体以下のようなことが現れています。

・考えがまとまっていない
・余計な情報が書いてある
・説得力のある文章になっていない
・同じ内容が繰り返されている
・改行しなくていいところ、または改行した方がいいところが見られる etc

ケイタ君
ケイタ君

僕が作文書く時も、何も考えず書き始めてしまうね。

書き出したい気持ちを抑えて、文章の構成を考える

 そのため、私は公務員試験予備校の講師の方から、「まずは書き出したい気持ちを抑えて、じっくり文章の構成を考えてみる」ことを何度も教わりました。

 最初は「えー、試験時間限られているんだから、文章の構成に時間なんて取りたくないよ」って思っていましたが、先に文章の構成をしっかり考えてから、文章を書いてみると、本当に不思議とスラスラ文章が書けるではあ~りませんか!?

鈴木先生
鈴木先生

このブログも、見出しを先に考えて、そこに書きたい内容を肉付けしていくイメージで書いているんだ。

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論理的な文書の書き方②:書きたいことは、全て書き出してから、整理する

文章を書くイメージ

まず、紙やメモ帳などに書きたいことを全て書き出してみる

ケイタ君
ケイタ君

でもさぁ、その文章の構成を考えるのって難しそうだね。どうしたらいいの?

 ケイタ君が、皆さんの言いたいことを代弁してくれましたね(笑)

 こういうときは、「とにかく頭に思いついたことを紙に書き出してみる!」ことをオススメします。

 これは紙で行うのが理想的ですが、携帯やパソコンのメモ帳などでもいいと思います。コツはとにかく思いついたら、何でも書き出すことです。

 「これ関係あるのかな?」とか、「これさっきも似たようなこと書いたけど、書かなくていいか」とか考えず、とにかく書き出してください。

鈴木先生
鈴木先生

書き出すことが思いつかない!という方は、以下の記事を参考にしてみてください。

因数分解の考えを応用して、情報を整理していく

ケイタ君
ケイタ君

いっぱい書きたいこと書き出してみたけど、これをどうやってまとめればいいの?

 次は、書き出した情報を大きく3つくらいに分類していきましょう。例えば、「小学校から英語教育を行うべき」という文章をしたいときに、以下のように理由を整理していくといいでしょう。

「小学校から英語教育を行うべき理由」
小さい時から英語を学ぶことにより、英語に早く慣れることができる
英語は国際共通語であり、将来、仕事でも使う機会が多いから、少しでも早く勉強した方がいい
英語圏などの異文化への興味を持つことができる
小学校のうちから英語の苦手意識を克服することができる
中学以降の英語の勉強の基礎を作ることができる
英語を学ぶことにより、自分が日本語を使う日本人であることを認識することができる

ケイタ君
ケイタ君

結構いろんな理由が出たね!

これを理由ごとに分類していくと、以下のようになるよ

鈴木先生
鈴木先生

「小学校から英語教育を行うべき理由」
1.学習面
小さいときから英語を学ぶことにより、英語に早く慣れることができる
小学校のうちから英語の苦手意識を克服することができる
中学以降の英語の勉強の基礎を作ることができる
2.文化・アイデンティティ
英語圏などの異文化への興味を持つことができる
英語を学ぶことにより、自分が日本語を使う日本人であることを認識することができる
3.実用面
英語は国際共通語であり、将来、仕事でも使う機会が多いから、少しでも早く勉強した方がいい

ケイタ君
ケイタ君

うわぁ!理由が整理されて、すごく分かりやすくなったね。

この3つの理由の内容を少し膨らまして順番に書けば、すごく読みやすくなるよ。

鈴木先生
鈴木先生

 因みに今回の理由の整理は、因数分解の考えを応用しています。因数分解ってかなり使える基礎テクニックなので、どんどん使っていきましょう! 

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論理的な文書の書き方③:形式的な理由と、実質的な理由を織り交ぜる

文章を書くイメージ

 理由の分類ができたら、そのまま文章を書き進めても悪くないのですが、さらに文章を説得力のあるものにする方法を教えます。

 それは、形式的な理由と実質的な理由を織り交ぜることです。

ケイタ君
ケイタ君

形式と実質???意味が全然分からないよ(

まあまあ、慌てないで。これから説明していくね。

鈴木先生
鈴木先生

 まず、実質的な理由から説明しましょう。実質的な理由とは、簡単に説明すると、「こういう理由があるから、こうすべきだ」という説明による理由のことを指します。

 先ほどの「小学校から英語教育を行うべき理由」は全て、実質的な理由です。よく見てみると、確かにどれも説明だけ終わっていて、形式的な根拠が乏しいのが分かります。

 一方の形式的な理由とは、数字や条文など明確なものを指します。例えば、先ほどの「小学校から英語教育を行うべき理由」に形式的な理由(黒字太字部分)を加えると、以下のような文章になります。

「小学校から英語教育を行うべき理由」
1.学習面
・小さいときから英語を学ぶことにより、英語に早く慣れることができる
・小学校のうちから英語の苦手意識を克服することができる。実際、〇割の小学生が英語に苦手意識がないとの調査結果がある
・中学以降の英語の勉強の基礎を作ることができる。実際、中学で学習する内容の〇割を小学校で勉強している
2.文化・アイデンティティ
・英語圏などの異文化への興味を持つことができる。実際、英語を早くから学習することにより、将来、英語圏などへの留学を希望する学生が、〇%増加した
・英語を学ぶことにより、自分が日本語を使う日本人であることを認識することができる
3.実用面
・英語は〇〇か国で母国語として話されているのみならず、世界共通の国際共通語であり、将来、仕事でも使う機会が多いから、少しでも早く勉強した方がいい

 ※もちろん、これは1つの例えであるため、明確な調査結果が存在しないこともありますが、敢えて皆さんに形式的な理由のイメージを持ってもらおうと思い、形式的な理由を付け加えてみました。

 どうです?さっきより説得力が増した文章になったと感じませんか?

 他にも「憲法〇条に規定されている権利」であるとか、「ブログの収益が〇〇〇をしたことによって、1万増えた」なども形式的な理由と言えます。

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論理的な文書の書き方や④:反対意見にも理解を示しつつ、自分の意見が正しいと主張する

文章を書くイメージ

 そして最後のテクニックは、「反対意見にも理解を示しつつ、自分の意見が正しいと主張する」です。どういうことか具体的に見ていきましょう。

 例えば、先ほどの「小さい時から英語を学ぶことにより、英語に早く慣れることができる」という理由を取り上げてみます。これには「小さいときから英語を学んでしまうと、国語が疎かになってしまう」という反対意見が出てきそうですよね。

 そうしたら、自分はこの反対意見は知っているけど、それでも「小さい時から英語を学ぶことにより、英語に早く慣れることができる。実際・・・」という順番で説明すると、違う意見にも配慮を見せつつ、自分の意見がより鮮明になります。

 具体的に書いてみると、「確かに、小さいときから英語を学んでしまうと、国語が疎かになってしまう懸念がある。しかし、小さい時から英語を学ぶことにより、英語に早く慣れることができる。実際、近年の調査で、英語を小学校で学習したことのある子どもたちの中学校の英語の成績が、そうではない子どもたちの英語の成績より、良かったということが明らかになった」

※実際にこういう調査があったかまでは調べ切れていませんが、あくまで文章の一例として記載しておきます

ケイタ君
ケイタ君

なんか、自分の意見がより際立った感じがするね!

これも公務員試験の論文試験で学んだテクニックだよ。ぜひ使ってみてね。

鈴木先生
鈴木先生
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最後に

 どうでしたか?今日の記事を見て、少しは論理的な文章が書けるような気持ちになりましたでしょうか。

 最後に今日のまとめをしておきましょう。

論理的な文書の書き方のコツ4選!
①いきなり文章を書き始めないで、文章の構成を考える
②書きたいことは、全て書き出してから、整理する
③形式的な理由と、実質的な理由を織り交ぜる
④反対意見にも理解を示しつつ、自分の意見が正しいと主張する

 特に①・②が重要なので、最低限この2つはマスターしてみましょう!この記事で皆さんの文章が説得的なものになることを切に願っております!

 ※今日の記事で書くことに興味を持たれたら、「アウトプット大全」も読んでみることをオススメします。私が紹介できなかった「書くことのメリット」が網羅されています。私も気づきをメモしたり、理由を書き出したりといくつか取り入れているものもあります。これを読んだら、「書かないなんて、あり得ない!」って気持ちになると思います(私がそうでした)。

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