確定申告したけど、副業収入にかかる住民税を納める方法を「自分で納付」にチェックし忘れて、困っている人
✅既に確定申告はしたんだけど、副業収入にかかる住民税を「自分で納付」にチェックし忘れちゃったんだ
✅「自分で納付」にしないと、僕の副業収入にかかる住民税の情報が会社に送られて、会社に副業していることがバレちゃうよ。。。
✅でも、確定申告後の訂正って、どうやったらいいの?このまま訂正できなかったら、、副業していることが会社にバレて、最悪、処分を受けることになるかもしれないよ。。。
なるほどね。確定申告後の住民税の納付方法の変更は、「確定申告期間中」と「確定申告期間後」で対応が異なるよ。分かりやすく説明するから、安心してね!
※なお、この記事では「e-tax」と「マイナンバーカード」による確定申告内容の訂正について解説しています。大変申し訳ありませんが、紙の書類で確定申告した内容の訂正については、説明がありませんので、予めご了承ください。
【確定申告期間中】住民税の納付方法の訂正方法は?
まず、確定申告期間中の「住民税の納付方法の訂正」は、e-taxで簡単にできますよ。ただし、ここで説明する方法には以下のとおりいくつか条件があるので、よく確認しておきましょう。
本記事で説明する「e-tax」による住民税の納付方法の変更ができる人の条件
✅「e-tax」でマイナンバーカードを使って、既に昨年度の確定申告をした人
✅「e-tax」で提出済みの確定申告のデータ(.data形式)をダウンロードして、持っている人※
✅ブログや電子書籍などの副業収入があって、確定申告をした人
※確定申告のデータ(.data形式)は提出後も取得可能です。具体的な方法は別途紹介します。
僕はこの条件を満たすから、住民税の納付方法は変更できそうだね!
心配しないでね!これから具体的な手順を説明していくね。
①国税庁「e-tax」HPの「個人でご利用の方」ページにアクセス
国税庁「e-tax」HPの「個人でご利用の方」ページはこちらです(国税庁「e-tax」ページに飛びます)
このページにアクセスできたら、赤丸で囲んだ「確定申告書等の作成はこちら」をクリックします
②国税庁 確定申告書等作成コーナーの「保存データを利用して作成」をクリック
①のHPを飛ばして、こちらのHPから始めても大丈夫です(国税庁「e-tax」確定申告書等作成コーナーのHPはこちら)。リンク先から赤丸で囲んだ「保存データを利用して作成」をクリックしてください。
③「途中で保存したデータを利用して作成開始」欄の「作成開始ボタン」をクリック
上記の画像内で赤丸で囲まれた「作成再開」をクリックします。
④作成コーナーで保存したデータの読み込み
赤丸で囲まれている「ファイルを選択」をクリックして、保存してある確定申告済のデータ(「.data」形式のファイル)をアップロードします。アップロードが成功すると、以下のような画面になります。
アップロード成功後に、上記の青丸で囲んである「保存データ読込」をクリックします。
⑤「所得税の確定申告書」の「作成再開」をクリック
読み込んだデータの内容(氏名と確定申告書作成コーナーで作成)を確認してから、赤丸で囲まれた「作成再開」をクリックします。
⑥住民税等入力画面まで戻り、「住民税・事業税に関する事項」をクリック
え、こんなところに「住民税の納付方法の変更」ボタンがあったんだね。面倒な確定申告のデータを入力したばかりだったから、完全にスルーしてしまったよ。。。
確かに分かりづらいよね。でも、ここをクリックしないと、副業収入にかかる住民税を「自分で納付する」ことはできないよ。
⑦画面左上の「自分で納付」をチェックし、画面下の「入力終了(次へ)」をクリック
上記の画面の左上にある「自分で納付」をクリックします。その後、画面下の「入力終了(次へ)」をクリックして、次に進みます。
⑧ 納税額、還付金額、氏名・住所などに変更がなければ、「次へ進む」をクリック
住民税の納付方法を変更するだけなので、次へ進みましょう。その後、「送信表兼送付書等印刷」画面が出てきます。
⑨ 申告書等の印刷、入力データの保存が終わったら、書類を提出して終わり!
帳票はPDF形式で保存可能ですよ。帳票の保存・印刷が終わったら、次の「入力データの保存」に進みます。
「入力データを保存する」ボタンをクリックすると、以下の画面が出て来るので、入力データをダウンロードしておきましょう。
データの保存が終わったら、次の画面の「終了する」ボタンをクリックして、終了です!
うわ!これなら、機械音痴の僕でも住民税の納付方法の変更ができるよ!意外と簡単なんだね。
【確定申告期間後】住民税の納付方法の訂正方法は?
もしさぁ、確定申告期間後に副業収入にかかる住民税の支払い方法を「自分で納付」にしてないことに気付いたら、住民税の支払い方法は変更できるの?
基本的には、自分が住んでいる自治体の住民税担当部署(例:市民税課)に相談して、「自分で納付する」旨を伝えるといいよ。でも、自治体によっては、「自分で納付する」ことを嫌がるところもあるよ。
自治体が給与以外の住民税の支払い方法を「自分で納付」にすることを嫌がる理由
✅自治体としては、会社から受け取る給与と一緒に住民税を徴収した方が確実で、ラクだから
✅「自分で納付する」場合、役所から自宅に「住民税の納付書」を送付する必要があり、手間も郵送代もかかる
✅納付書による住民税の支払いの場合、住民税の納付忘れが発生する場合があり、役所の事務手続きが増えるから etc.
なるほどね!とにかく、副業収入にかかる住民税を自分で納付可能かどうか、役所の担当者に確認すればいいんだね。
【副業】確定申告で住民税の納付方法で「自分で納付」を選択し忘れたときの訂正方法!(e-tax編)~まとめ~
いかがでしたか?ちょっと情報量が多かったので、最後に簡単におさらいをしておきましょう。
本日の記事のまとめ
✅確定申告期間中なら、「e-tax」上で提出済のデータを使って、副業収入にかかる住民税の支払い方法を「自分で納付」に変更できる
✅確定申告期間後は、自分が住んでいる自治体の担当部署(例:市民税課)に「副業収入にかかる住民税を自分で支払うことができるか、問い合わせる
✅自治体によっては、「自分で納付(普通徴収)」を嫌がるところもある
ありがとう、鈴木先生!これなら、確定申告済データを訂正して、副業収入にかかる住民税を自分で納付することができそうだよ。
どういたしまして!でも、住民税を「自分で納付する」ことを認めていない自治体もあるみたいだから、詳しくは自分が住んでいる役所に確認しようね。
【参考】鈴木ケイタスクールとは?
鈴木ケイタスクールでは、主に以下の7つのテーマについて有益な情報発信を行っています。
サラリーマンの方には、働きやすい職場・上司に関する記事の中に参考になる情報があると思いますので、ぜひご覧いただければと思います。
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