皆さんは学校のレポートや課題、仕事の調査などで外国のことについて調べる機会があるかと思います。でも、外国のことを調べるときに、いきなり英語などの知っている外国語で調べたことってありませんか?
でも、不慣れな英語などでの情報収集ではなくて、「まずは日本語で調べてみよう!」という話をしたいと思います。この記事を読めば、情報収集能力の高い人ほど、日本語(母国語)で調べものをしていることが分かると思います!
え、この間、鈴木先生は、外国の情報は日本語では入手しづらいって話していたよね?
うん、でも、そういうときでもまずは日本語で調べた方がいいよという話をするよ。
なぜ、日本語でまず情報収集をすべきなのか。
それでは、なぜ「まず日本語で情報収集をすべきか」について説明したいと思います。結構当たり前のことだとは思いますが、意外と意識できていないことでもあります。
有限である時間を短縮することができるから
このブログを読んでいるあなたは、ほぼ日本人だと思います。なぜならこのブログは日本語で書かれているから。では、あなたは、他の言語より日本語の方ができますよね?
「日本人なんだから、日本語ができるのは当然でしょ!」と思った方もいるかと思いますが、外国語に詳しくなると、その言語でもある程度調べものができるようになるため、その外国語で調べものをしがちです。
では、日本語と外国語のどちらで調べた方が時間がかからないでしょうか。当然、日本語ですよね!!。日本語だと、文章を読むスピードも、理解するスピードも外国語よりできるはずです!!
だったら、この日本語の能力を最大限活用しないのは大変もったいないことです!!もし日本語でうまく情報が見つけられなかったら、次に自分の知っている英語などの言語で探してみましょう。
皆さんの貴重な時間節約の観点から、まずは日本語で調べてみることをオススメします。
そうか、日本語が一番得意だから、日本語で情報収集した方が早く調べられるもんね。
調べる術を知っている
私はフランス語圏に8年間ほど滞在していたため、フランス語がある程度できますが、外国人である私が、そのフランス語圏の国々で正しい情報にたどりつくのは、なかなか難しいことです。
例えば、ある国で住民税を納めなければならなくなったとき、これが日本だったら、市役所のホームページや、まとめサイトなどを見れば、正しい情報にスムーズにたどり着くことができるかと思います。
でも、外国の場合、市役所のホームページならまだしも、Googleなどで検索して出てきたサイトが信頼できるのかなども、判別するのは難しいです。
それなら、日本人が書いている日本語の記事を読む方が日本人にとっては見つけやすくて、その記事が信頼できるかどうか判別しやすくないでしょうか?
海外の情報でも、まずは現地在住の日本人のブログなどを見つける方がラクですよね。
一次情報に当たる大切さも忘れずに
それでは、外国に関する日本語で書かれたサイトや記事を無事に見つけることができたとします。これで仕事終わりだ!と安心するのは少し早いです。以下の記事でも指摘していますが、日本語で書かれた外国の情報は、網羅されてなかったり、不正確であったりすることがあります。
例えばアメリカの新聞記事について、日本の新聞などがニュースとして取り上げたとします。
でも、日本の記事は、基本的に海外の記事の要約のケースが多く、さらに調べたいときや、深堀をしたいときには、日本の記事だけでは不十分なことがあります。また、海外の記事を都合のいいように切り取って記事にする場合や、ごく稀に誤訳のケースもあります。
そういうときには、自分の知っている外国語の知識を動員して、大本の記事(一次情報)に当たる必要があります。2次情報はその人の先入観や新聞社などの考え方が入っている場合があります。そのため、まずはニュートラルな1次情報にも当たる癖をつけておくことは、国際理解教育で重要なことです。
海外の情報を日本語で調べるのは時間短縮になるメリットはあるけど、その情報が不正確かもしれないという点は認識しておいた方がいいでしょう。
【効率的な情報収集のコツ】英語ではなく、まずは日本語で情報収集しよう!~まとめ~
結局、「日本語と外国語のどっちを重視した方がいいの?」、「話が矛盾していない??」と思われた方もいるかと思います。簡単にまとめると、以下の通りです!
本日のまとめ
・基本的には、まずは日本語で情報収集をする。それでも不十分だったら、自分の知っている言語で探してみる。日本語で調べることが、最も時間短縮となる。
・日本語で情報収集ができたとしても、その情報が不十分だったり、最悪、間違っていたりすることもあるため、一次情報(外国の記事など)に外国語で当たる必要性があることも認識しておく。
なるほど、まずは日本語で情報収集して、それでも不十分だったら、自分の得意な言語で情報収集するんだね。
よく理解できたね!あと、コメントや質問は大歓迎だよ。コメント欄やお問い合わせフォームから何でも気軽に聞いて下さいね(コメント欄はこの記事の最下部です) ※いただいたコメントは全て拝見し真剣に回答させていただきます。
【参考】鈴木ケイタスクールとは?
鈴木ケイタスクールでは、主に以下の7つのテーマについて有益な情報発信を行っています。
国際・留学に関心がある方には「フランス語関連」や「国際関係などに関する分析」などが参考になると思うので、ぜひご覧いただければと思います。
コメント