初年度の住宅ローン減税に必要な不動産番号がよく分からなくて悩む人
✅昨年、中古住宅を購入したから、今年、初めて住宅ローン減税を確定申告しないといけないんだ
✅でも、住宅ローン減税の手続きってとっても面倒そうだね
✅色々、調べて自分の家と土地の「不動産番号」があれば、申請できそうだけど、不動産番号って中古住宅の場合も番号変わらないの?
✅あと、不動産番号って「家」と「土地」でそれぞれ異なるの?
✅ネットで調べても、不動産番号について分かりやすく書いてある記事が見つからないんだ。。。
✅慣れない確定申告の手続きなのに、不動産番号が分からなくて、困り果ててるよ・・・
確定申告に慣れている僕も謎の「不動産番号」の存在にとっても悩まされたよ。今日は、謎の「不動産番号」の意味と、「不動産番号」のみで「e-tax」で確定申告ができることを説明していくね。
✅本記事のテーマ
【確定申告済】初年度の住宅ローン減税に必要な不動産番号について解説(中古住宅購入編)!
✅本記事の構成(お急ぎの方はこちらからどうぞ)
1.初年度の住宅ローン減税に必要な書類(飛ばしてもOK!)
2.家や土地の不動産番号の確認方法
3.中古住宅の不動産番号は「家」と「土地」でそれぞれ異なる!
4.不動産番号は、中古住宅購入の場合、建て替えなどがない限り、変わらない!
5.まとめ
なお、この記事では具体的な住宅ローン減税の確定申告の手順の説明はありません。大変お手数ですが、住宅ローン減税の確定申告については、国税庁のHPなどを参考に手続きしていただければと思います。
※「マイナンバーカードを利用した「e-tax」での確定申告なら、画面に出てきた案内通りに進んでいけば、簡単に確定申告できますよ。
初年度の住宅ローン減税の確定申告にはどんな書類が必要なの?
まずは、初年度の住宅ローン減税に必要な書類を見ていきましょう。ご存知の方は飛ばしていただいて、次に進みましょう。
住宅ローン減税を確定申告するときに必要となる書類
1.確定申告書
2.本人確認書類のコピー
3.源泉徴収票
4.住宅借入金等特別控除額の計算明細書
5.住宅ローンの年末残高等証明書
6.建物・土地の登記事項証明書(住宅借入金等特別控除額の計算明細書に不動産番号を記入すれば、提出不要!)
7.建物・土地の不動産売買契約書(請負契約書)の写し
参照:国税庁HP「No.1211-3 中古住宅を取得し、令和4年以降に居住の用に供した場合(住宅借入金等特別控除)」など
そうそう、どこのHPでも同じことが書いてあるんだけど、この「不動産番号」が分からないんだよね。
心配しないで、今から分かりやすく説明するから、大丈夫だよ。
家や土地の不動産番号ってどうやって確認すればいいの?
不動産番号の確認方法
では、不動産番号の確認方法を見ていきましょう。国税庁のHPでは以下のとおり説明されています。
不動産番号とは
不動産番号は、一筆の土地又は一個の建物ごとに付けられた番号で不動産を特定(識別)するための13桁の数字です。不動産番号は、表示に関する登記事項の一部として、登記事項証明書等の表題部に記載されます。
出典:国税庁HP「不動産番号等の入力方法について」
具体的な登記事項証明書の表題部に記載されている不動産番号の例は以下のとおりです(ここでは土地と建物が分かれている登記事項証明書の例を載せてあります。)。
「登記事項証明書」が見つかれば、不動産番号が分かるんだね!この「登記事項証明書」ってどこで取得できるの?
主に「管轄法務局の窓口」、「郵送」、「オンライン」の3つの請求方法があるんだけど、実は、僕はこれら3つの方法を使わずに「不動産番号」を知ることができたんだ。
中古住宅の購入の場合、不動産重要書類ファイルに「登記事項証明書」が入っている場合がある
中古住宅の購入の場合、不動産重要書類ファイルに「登記事項証明書」が入っている場合があります。
皆さんも、中古住宅の契約をしたときに、不動産仲介業者から分厚い「不動産重要書類ファイル」をもらいませんでしたか?(以下のようなファイルです)
私の場合は、この「不動産重要書類ファイル」内に「登記事項証明書」が入っていたお陰で、無事に自分の家と土地の不動産番号を知ることができました!
因みに「登記事項証明書」以外にも「登記識別情報通知」や「登記完了証」にも不動産番号の記載があります。
あ、僕も不動産屋さんから分厚い「不動産重要書類ファイル」もらったよ。早速、そのファイルを探してみるよ!
中古住宅の不動産番号って「家」と「土地」でそれぞれ異なるの?
分厚い「不動産重要書類ファイル」の中に、「登記事項証明書」が見つかったんだけど、「不動産番号」って家と土地で一緒なのか、異なるのか分からないよ。。。
僕も、「建物」も「土地」で不動産番号が異なるのか、ネットでかなり調べたから、ケイタ君の気持ちよく分かるよ。結論から言うと、「建物」と「土地」で不動産番号は異なるよ。さっき説明した「不動産番号とは」をもう一度見てみよう
不動産番号とは
不動産番号は、一筆の土地又は一個の建物ごとに付けられた番号で不動産を特定(識別)するための13桁の数字です。不動産番号は、表示に関する登記事項の一部として、登記事項証明書等の表題部に記載されます。
出典:国税庁HP「不動産番号等の入力方法について」
この国税庁の説明から分かるとおり、不動産番号は「土地又は建物ごとに」番号が付けられています。
「又は」とあるため、「土地」と「建物」で不動産番号が異なることが分かります。
実際、住宅ローン減税の確定申告をするときに、「土地」、「建物」で別々に不動産番号を入力(記入)する欄がありますよ。
不動産番号って中古住宅の場合も、番号は変わらないの?
あとさぁ、中古住宅を取得した場合、不動産番号って変わるの?
分筆(1筆の土地をいくつかに分割すること)、合筆(複数の土地を1筆の土地にまとめること)、建替えなどが無い限り、不動産番号は変わらないよ※。
確かによく考えて見たら、前に住んでいた人からそのままの状態で中古住宅を購入するわけですから、不動産番号が変わることはないですよね。
初年度の住宅ローン減税に必要な不動産番号について解説(中古住宅購入編)~まとめ~
いかがでしたか?ちょっと情報量が多かったので、簡単におさらいをしておきましょう。
本日の記事のまとめ
✅建物や土地の不動産番号は、不動産屋さんからもらった「不動産重要書類ファイル」内にある「登記事項証明書」の上部に記載がある
✅中古住宅の不動産番号は「家」と「土地」でそれぞれ異なる
✅中古住宅取得時に「分筆、合筆、建替えなどが無い限り」、不動産番号は変わらない
鈴木先生、ありがとう!これで「不動産番号」を簡単に見つけることができるよ。安心したよ。
どういたしまして!確定申告は慣れないと、かなり時間がかかってイライラするから、この記事で少しでも皆さんの負担が軽くなると、とっても嬉しいよ。
【参考】鈴木ケイタスクールとは?
鈴木ケイタスクールでは、主に以下の7つのテーマについて有益な情報発信を行っています。
サラリーマンの方には、働きやすい職場・上司に関する記事の中に参考になる情報があると思いますので、ぜひご覧いただければと思います。
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